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産後にアトピーが悪化した!?その原因と授乳中の治療法

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産後は、様々な体調不良が起きますが、その中の一つとして、肌のトラブルもあります。そしてアトピーが悪化する人や、突然アトピーを発症してしまう人もいます。アトピーと出産には、どのような関連性があるのでしょうか?

一般的なアトピーの原因

アトピー性皮膚炎で、最も悩まされる理由は、症状が治まっても、ぶり返すということです。慢性的に痒みがあり、肌がカサカサになって、湿疹やかさぶたができます。ひじの内側、ひざの裏、顔、耳や首の周辺、胴体など、身体中の様々な部位に症状が出ます。

このようなアトピー性皮膚炎が起きる原因には、体質、遺伝、環境などがあげられますが、明確には解明されていないというのが現状です。

肌の乾燥が原因

私達の皮膚の表面には、基底層、有棘層、顆粒層、角層という4つの層が重なってできています。通常、最も表面にある角質層には、角質細胞を繋ぎ合わせるセラミドなどの細胞間脂質があり、水分を皮膚の外に逃さない働きをして、肌を保湿しています。

保湿された角質層は、外部からの刺激が皮膚に侵入することを防ぐことができるので、紫外線や冷風、細菌などによる悪影響が、皮膚の内部に悪影響を与えることを防いでいます

反対に、天然保温因子やセラミドが少ない肌である場合には、肌が乾燥しやすくなってしまいます。その為、肌を守る能力が低下し、アレルギーの原因となるアレルゲンが、皮膚に侵入しやすくなります。また、外部からの刺激に過敏に反応してしまう為、汗や化粧品などで、かぶれやすくなります。

乾燥しやすい→皮膚を守る能力が低下→外部からの刺激で炎症を起こし、痒みが出る→痒みのある場所を掻くので、皮膚の守っている角質層が傷つけられる→より乾燥しやすくなるという悪循環に陥ってしまう肌質です。このような肌質が、アトピーに繋がるとことがあります。

アレルギー体質が原因

遺伝によってアレルギーを起こしやすい体質になる人もいます。私達は、外部からの刺激が体内に侵入した時には、身体を守る為に侵入してきた異物を攻撃する免疫力を持っています。この免疫力が、過剰に反応してしまう体質が、アレルギーをおこしやすい体質です。この体質によって、アトピー性皮膚炎を発症する場合もあります。

外部要因が原因

食物などのアレルゲンを摂取すること、ホコリ、ダニ、花粉などが体内に侵入することなどがアトピー性皮膚炎の引き金になる場合があります。

ストレス

アトピー性皮膚炎を悪化させる原因にはストレスもあります。ストレス→アトピー性皮膚炎→症状の不快感によりストレスが増大→アトピー性皮膚炎が悪化という悪循環になってしまうので、心理的な治療も必要です

産後にアトピーが発症する原因

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アトピー性皮膚炎は、乳児~子供の時期に発症し、大人になると治る人も多くいます。いったん治まったアトピー性皮膚炎が、産後再発する、また、アトピー性皮膚炎になったことがなかった人が、産後に成人型アトピー性皮膚炎を発症してしまうことがあります。産後にアトピー性皮膚炎が再発、又は発症してしまう原因について確認していきましょう。

ホルモンバランスの変化

妊娠、出産によってホルモンのバランスが変化したことが原因として考えられます。女性ホルモンのエストロゲンには、肌を保湿する働き、プロゲステロンには皮脂の分泌を促す働きがあります。産後は、これらのホルモンの分泌量が減り、ホルモンのバランスが変化します。その為、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。

免疫力の低下

産後は、赤ちゃん中心の生活で、授乳や寝かしつけの為に、生活の時間帯が不規則になってしまいます。睡眠不足や出産時の疲労、育児への不安感から、ストレスも増加します。

睡眠不足、疲労、不規則な生活、ストレスは、免疫力を低下させます。免疫力が低下すると、風邪などを引きやすくなるものですが、肌もかぶれやすくなります。

授乳しながらアトピーを改善する方法

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授乳中は、赤ちゃんへの影響を考えて、薬を服用することに対して神経質になってしまうものです。しかし、アトピーの症状の不快さで、日常生活に支障をきたし、ストレスを溜めてしまわないよう、薬を上手に利用しましょう。かかりつけの産科のクリニックの医師に相談の上、皮膚科を受診すると安心です。

スキンケア

肌を清潔に保つことは非常に大切ですが、洗浄力が強いボディソープは、肌に負担をかけてしまいます。また、多くのボディソープやシャンプーには、使い心地を良くする為の界面活性剤、見た目を良くする為の着色料、人工的な香りをつける為の香料、長期間製品を劣化させない為の保存料など、化学的に合成された添加物が配合されています。これらの成分も、肌に負担をかけてしまいますので、無添加の石鹸を使用しましょう。また、入浴の際には、湯温の高くして長く浸かることは避けましょう

日常生活

規則正しい生活、質の良い睡眠、栄養バランスの調った食事、適度な運動は、免疫力を高めるので、アトピー性皮膚炎の改善に大きく役立ちます。

赤ちゃんの世話で不規則になりがちな生活ですが、できるだけ、リズムのある生活をすること、睡眠時間を確保することを心がけましょう。そして、過剰な糖質や脂肪分を避け、野菜や魚介類を中心にした和食で、栄養バランスをコントロールすることも必要です。

ストレス

なれない育児で、不安や疲労がたまるので、ストレスも溜まりやすくなります。しかし、ストレスは、アトピー性皮膚炎を悪化させるので、ストレスを解消する工夫をすることが大切です。

育児は、自分一人で考えていると、不安が解消できない場合が多いので、周囲の人に頼ることも時には必要です。周囲に、頼れるような人がいない場合には、産後ケアセンターなどで、育児の不安について相談してみましょう。

アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド外用剤が有効です。ただし、ステロイド剤には、非常に強い薬もありますので、市販の薬は避けましょう皮膚科で、授乳中である旨を告げて、ステロイド外用剤を処方してもらうことが、安全な治療法です。ステロイド外用剤は、母乳にその成分が混ざることはないので、授乳中でも安心して使用することができます

ただし、ステロイド剤の使い方には注意が必要です。症状が軽くなると、ステロイド剤の使用を自己判断でやめてしまう→症状がひどくなる→皮膚科に行き、以前より大量のステロイド剤を処方される→ステロイド剤が効かなくなる→症状の不快さでストレスが悪化し、アトピー性皮膚炎が悪化する→より薬の量が増えるという悪循環に陥ってしまう恐れがあるからです。医師に指示に従って、用法、用量を守って使うことが大切です。

また、妊娠前に、ステロイド外用剤ではなく、プロトピック軟膏という、タクロリムスを主成分とする軟膏を使っていた人は、まだ残りがあったからと言って、産後にアトピーが再発した時に使ってはいけません。妊娠中はもちろん、産後も母乳中へ移行する可能性があるので、仕様はできません。かゆみがひどく、どうしても使用しなくてはならない場合には、授乳を中止する必要があります。薬を使用する前に、医師に相談しましょう。

まとめ

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アトピー性皮膚炎は、痒みや痛みが持続するので、集中力がなくなります。悪化すると日常生活に仕様をきたしてしまうこともあります。ただでさえ大変な育児をしている時期に、アトピー性皮膚炎になった人は、大きなストレスを感じます。

まず、皮膚科に行って薬を処方してもらうこと、自宅でできるスキンケアを行うこと、ハウスダストを除去することを実行しましょう。それと並行して、産後ケアセンターに相談にいくなど、ストレスを解消するための工夫をしましょう。

 

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