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産後の頭痛の種類と原因は?頭痛薬に頼らない治し方

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産後には、出産の疲れや、ホルモンバランスの変化で、様々な体調不良に悩まされますが、その中には、頭痛もあります。特に、生理中に頭痛になる確率が高かった人の多くは、出産後、偏頭痛になります。

出産と頭痛とは、関係が薄いように感じられますが、なぜ、出産後に頭痛がおこるのでしょうか?頭痛の種類に合わせて、対処の仕方について、確認していきましょう。

産後の頭痛の種類

頭痛には、風邪や二日酔いなど、原因がはっきりしている頭痛、原因がはっきりせず、繰り返し起こる慢性頭痛、脳や血管に関連する重篤な事態に直結する頭痛があります。産後におこる頭痛は、ほとんどの場合、慢性頭痛です。

慢性頭痛の種類

  • 片頭痛 主に、頭の片側だけが間欠的な痛みに襲われる頭痛です。痛みのせいで、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。強い痛みが4時間以上、時には日をまたいで、3~4日続くこともある為、日常生活に支障をきたします。
  • 緊張型頭痛 しめつけられるような痛みが、数十分から数時間続く頭痛です。肩こりや首の痛み、めまいを伴うこともあります。片頭痛ほど強い痛みではないので、日常生活に支障をきたすほどではありませんが、めまいを伴うので、注意が必要です。
  • 群発頭痛 アルコールが原因で目の奥に強い痛みが発生します。

産後に起きる頭痛のほとんどは、慢性頭痛のうちの、偏頭痛と緊張型頭痛です。

産後に頭痛が出る原因

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産後に頭痛が起きる原因には、妊娠と出産によるホルモンバランスの変化、妊娠と出産によって緩んだ骨盤による身体の歪み、日常生活における疲労、睡眠不足、ストレスがあげられます。

ホルモンバランスの変化が原因の片頭痛

片頭痛は、女性ホルモンの分泌量と大きな関係があります。生理の度に、頭痛に悩む人も少なくありません。これは、女性ホルモンの分泌量が、変化する為です。

女性ホルモンの中には、様々なホルモンがあります。そして、妊娠や出産に備え、タイミングに応じて分泌量の増減を繰り返し、身体のバランスを整えています。

その中に、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあります。エストロゲンは、卵胞ホルモンと言われるホルモンで、女性らしい身体を作るのと同時に、自律神経や感情をコントロールしています。その為、生理が終わる頃から、排卵前のエストロゲンが多く分泌される時期には、肌がきれいになり、精神状態も安定します。

一方のプロゲステロンは、黄体ホルモンと呼ばれる妊娠を助ける為のホルモンです。エストロゲンが子宮内膜を厚くするのに対して、プロゲステロンは、精子が着床しやすい子宮の状態を作り、妊娠を継続させる働きをします。排卵後から、生理が始まるまでの期間には、プロゲステロンの分泌量が増える為、頭痛や腰痛、肌荒れといった症状が現れたり、精神的に不安定になったりします。

妊娠中には、これらの女性ホルモンの分泌量が増加するので、定期的に発生していた片頭痛の頻度が減ったり、発生しなくなったりします。ところが、出産後には、次第に女性ホルモンの量が、妊娠前と同じように変化していく為、再び片頭痛が発生するようになります。これが産後におこる片頭痛です。

骨盤、体の歪みが原因の緊張型頭痛

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妊娠中は、骨盤の靭帯を緩ませる働きをするリラキシンという女性ホルモンが分泌されています。これは、赤ちゃんの居場所を作る為と、赤ちゃんが母体から出ていきやすいように産道を確保する為です。その結果、靭帯による支えが弱まった骨盤は、不安定な状態になります。

靭帯の緩みは、産後リラキシンの分泌が減少したからと言って、すぐに元通りになるわけではありません。従って、産後も骨盤の不安定な状態は続いています。

また、妊娠中は、不安定な状態の骨盤である上に、赤ちゃんがお腹にいるので、重心の位置が踵にうつり、姿勢が悪くなります。その為、出産後の身体は、不安定な骨盤と悪い姿勢が原因で、歪んでいます。さらに、その歪んだままの身体で、かがんで赤ちゃんの世話をしたり、授乳したりしなくてはならないので、余計に身体が歪んでしまいます。その歪んだ身体が引き起こす頭痛が、腰痛、肩こりを伴う産後の緊張型頭痛です。

日常生活における疲労、睡眠不足、ストレスによる緊張型頭痛

出産後は、出産によって受けたダメージで、身体は非常に疲れ切っています。このダメージから回復し、妊娠前に身体に戻るまでには、およそ6週間から8週間かかります。

身体の回復の為には、十分な休養が必要です。しかし、この時期、授乳や、おしめの交換、寝かしつけなど、赤ちゃんの世話が生活の中心となるので、身体を休めることはできません。また、赤ちゃんは、1日のサイクルが短いので、母親の生活のリズムが崩れます。

その結果、睡眠不足となり、疲労を解消することができません。慣れない育児や体の疲労、睡眠不足がストレスを発生させます。それらすべてが原因となって起こるのが、緊張型頭痛です。

産後の頭痛の治し方

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片頭痛に対処するには?

片頭痛は、血管を収縮させると、痛みを和らげることができます。冷たいタオルを頭や首筋など痛みのある場所に当てて、できるだけ安静にしましょう。育児中には難しいかもしれませんが、できれば室内を暗くし、騒音もシャットアウトすることが理想的です。

妊娠前は、偏頭痛を抑える為に、薬を服用していた人も多いことと思いますが、産後は、授乳をしているので、できれば薬の服用は避けたいところです。しかし、偏頭痛の治療法は、薬物療法が中心となるので、どうしても我慢できない痛みが発生した時に備えて、医師に相談しておくこと大切です。

妊娠から乳児期、成人期までの期間におこる成育疾患に関する医療と研究をしている国立成育医療研究センターのサイトには、授乳中に安全に使用できると思われる薬と、授乳中の治療に適さないと判断される薬についての情報が、詳しく記載されています。成分名、商品名が両方記載されていますので、市販の薬を購入する際には、参考にしてください。

参考:国立成育医療研究センター

ただし、授乳中に薬を服用する際の基本は、医師に相談することです。

緊張型頭痛に対処するには?

緊張型頭痛の場合には、血液の循環を良くし、硬くなった筋肉をほぐすことが、頭痛を和らげます。時間が取れる場合には、ゆっくり入浴しましょう。また、肩甲骨周りを動かすストレッチや、首筋のマッサージも効果的です。

根本的な解決方法としては、産後の骨盤矯正をすることが大切です。骨盤の緩みは、背骨を歪ませます。背骨の歪みは身体全体の歪みに繋がります。背骨が歪んでいると、全身のリンパや血液の循環が、滞ってしまいます。その結果、肩こり、腰痛などの関節の痛みだけではなく、内臓に働きも悪くなる、自律神経のバランスが乱れるなど、様々な悪影響を受けることになります。そして、私達の身体を守っている自然治癒力が、正常に働かなくなって、風邪をひきやすくなったり、疲労回復が遅くなったりします。そのような状態にならないようにする為には、骨盤矯正が役立ち、頭痛の軽減にもつながります。

まとめ

片頭痛と、緊張型頭痛の、痛みの和らげ方はそれぞれ異なっています。どちらの頭痛であるかを明確にしておきましょう。また、どちらの頭痛にも共通する予防法は、ストレスを解消し、リラックスすること、全身の血行を良くすることです。

カモミールやオレンジピールなどのハーブティーを飲む、ゆっくり入浴する、散歩やストレッチ等の軽い運動をするなど、日常生活の中でできることをしましょう。規則正しい生活のリズム栄養バランスの調った食事も、頭痛の予防に役立ちます。

 

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