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産後の肥立ちはいつまで?産後の肥立ちの期間を無事に乗り切るには?

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無事出産をすませた後には、元気な赤ちゃんが生まれてほっとしたのも束の間、生活は赤ちゃん中心になり、大きく変化し、忙しくなります。けれども、この時期、お母さんの身体は、出産によるダメージを受け、疲れ切っています。出産で受けたダメージや、身体の変化を回復する為には、どのように産後の肥立ちの期間を過ごすかということが重要です。

産後の肥立ちの期間は?

産後の肥立ちとは、出産後の身体の回復状態を表す言葉です。肥立ちが良いと言えば、順調に回復していることを、肥立ちが悪いと言えば、出産によって起きた体調不良をいつまでも引きずってしまうことを意味します。

出産で受けた体のダメージを回復し、通常の生活に戻るまでには、個人差はありますが、平均的におよそ6~8週間かかります。この期間が、産後の肥立ちの期間、産褥期です。この期間には、しっかり休養し、身体を回復させることが、安定した精神状態で、子育てに臨むことに繋がります。

産後の肥立ちの時期によくある症状

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出産後には、生活の変化、心の変化、身体の変化がおこります。ここでは、産後の肥立ちを悪くする要因となる身体の変化について、確認していきましょう。

産後の肥立ちを悪くする要因となる身体の変化

悪露

出産で、子宮内にあった胎盤や卵膜が剥がれ、子宮に傷がつきます。その傷から出血するので、子宮内には、血液が溜まります。溜まった血液と、分泌物が混ざって排出されるおりものが、悪露です。出産後の1週間程度は、赤い色をしていますが、2週目には褐色に3週目には黄色~白色になり、徐々に出なくなります。個人差があるので、赤い色の悪露が続いても、異常なことではありません。ただし、*塊のようなものが出た、流れるように出血したというような場合、また悪露の量が次第に増加しているというような場合には、すぐに医師の診察を受ける必要があります。

*塊のようなものが出た、流れるように出血した場合は、晩期子宮出血の恐れ

出産数日~数週間後に、大量に出血した場合、子宮内にできた血栓が、溶けだして起こる晩期子宮出血である恐れがあります。多く発症する事例ではありませんが、子宮筋腫や腫瘍がある、血液疾患があるというような人は、注意が必要です。

後陣痛

出産後、赤ちゃんがいた為に、大きくなっていた子宮は急激に収縮します。翌日、いったん元の大きさに戻るのですが、その後は6~8週間かけて徐々に収縮していきます。この子宮の収縮によっておこる痛みが、後陣痛です。ただ、この痛みは、子宮が収縮しきるまで続くわけではなく、産後2~3日で治まります。

子宮下垂

歩く時に、股に何かが挟まれているような違和感を覚えるのが、子宮下垂です。骨盤や、その周辺の筋肉を支える働きをする靭帯が、妊娠、出産によって緩んだことが、原因です。靭帯の緩みで、通常、子宮を定位置に支えることができなくなってしまうのです。

中腰で重いものを持ち上げるというような行為を避け、腹筋に過度な負担をかけないことに、注意していれば、数か月で治ります。

尿漏れ

尿漏れも原因は、妊娠している期間中に大きくなった子宮に膀胱が圧迫されていた為に、収縮力が低下したこと、尿道に尿が流れ込むと、膀胱が収縮するという反射機能が、出産によって働きにくくなったこと、分娩中に、赤ちゃんの頭や体に、膀胱や産道を圧迫された為に、尿を自力で排出できない状態になったことなどがあげられます。

出産の為に、緩んでいた骨盤の靭帯や卵巣の機能が、妊娠前の状態に戻るにつれて、徐々に回復してきます。

便秘と痔

授乳中は、水分が母乳に行ってしまうので、お母さんの身体から水分が不足し、便秘になりやすい状態です。水分を十分にとらないと、便秘がひどくなり、痔になってしまうこともあります。

水分補給に注意していれば、次第に改善されていきます。

尾骨部や恥骨結合部の痛み

歩く、座るなどの行動をした時に、尾骨や恥骨結合部に痛みを感じることがあります。これは、赤ちゃんがお母さんのお腹から出る時に、尾骨部や恥骨結合部の関節に強い圧迫を与えた為におこります。

通常は徐々に回復していきますが、いつまでも回復せず、痛みがひどい場合には、整形外科での治療が必要です。

発熱

産後の発熱には、いくつかの原因が考えられます。

乳腺炎

乳腺が詰まって炎症を起こすのが乳腺炎です。お乳が赤く腫れ、しこりがあり、触ると痛みを感じるといった症状とともに、発熱します。

乳房マッサージと、服薬で治癒することがほとんどですが、悪化すると、手術が必要になることもあります。

産褥性器感染症

子宮内に胎盤や卵膜が残っていた、外陰や腟、頸管から、細菌が感染したなどが原因となって、発症する感染症が、産褥性器感染症です。発熱とともに、下腹部の痛みや、子宮への圧痛がおこります。また、軽い出血や悪臭のある悪露が続きます。

抗生物質で治癒するので、重症化することはほとんどありません。しかし、適切な治療をしなかった場合、敗血症へと進み、播種性血管内凝固症候群(DIC)を併発するというような重篤な事態に陥ります。

膀胱炎と腎盂腎炎

分娩中や分娩後、膀胱にカテーテルが留置されている場合に、細菌が感染して、発症する危険があるのが膀胱炎です。さらに分娩後、腎臓にも細菌が広がると、腎盂腎炎を発症します。発熱と同時に、頻尿がなり、腎盂炎になると、腰や背中、脇腹に、痛みが発生することがあります。

肥立ちの期間を無事に乗り切るため必要なこと

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不調の種類を見極める

肥立ちの期間を無事に乗り切る為には、我慢していれば、やがて回復していく不調と、すぐに対処しなければ悪化する不調見極めることが大切です。おかしいと感じたら、すぐに医師の診察を受けましょう。

また、産婦人科などが併設しているような産後ケアセンターでは、沐浴や授乳以外にも、産後の体の不調についての相談をすることができます。

無理をしない

子宮がもとの大きさに戻り、悪露が止まるまでの期間は、ゆっくり過ごすことが大切です。周囲に、赤ちゃんの世話を手伝ってくれる人が少ない場合には、各自治体が行っていて、低料金で利用できる産後支援サービスを受けるという方法もあります。

ストレスを溜めない

我慢していれば、回復していく不調であっても、出産で疲れ切った身体に追い打ちをかけるような体調不良と付き合うのは、大変なことです。さらに、赤ちゃんの世話で忙しく、自分をケアする時間が取れないこと、夜泣きや授乳の為に睡眠不足になることなどが加わるので、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。

しかし、ストレスがたまると、日常生活は、よりストレスのたまりやすい状態になってしまいます。お母さんの感情の波を、赤ちゃんは敏感に感じ取るので、夜泣きが増えることもあります。

里帰りする、夫にも赤ちゃんの世話を手伝ってもらい、たまにはゆっくり半身浴を楽しむ、音楽を聴くなど、できる範囲内でストレスを解消できる方法を見つけましょう。

まとめ

個人差はありますが、最低1ヵ月から1か月半は、ゆっくりと過ごし、身体を回復させることが大切です。この時期に、無理をすると、何年もの間不調を引きずり続けることにもなりかねません。

また、赤ちゃんに対して、余裕を持って世話をすることが、できなくなるので、子供の成長や子供との関係にも悪影響を与えます。一人で抱え込まず、周囲の人に助けを求めることも、大切です。

ゆったりした気持ちで過ごせるよう、日常生活の中で、色々な工夫をしてみましょう。

 

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