妊娠 妊娠超初期 妊娠3か月

妊娠初期におこる危険な下腹部痛と心配する必要のない下腹部痛

更新日:

妊娠してから、妊娠4か月までの期間には、赤ちゃんを育てるためにお母さんの体に様々な変化が起こります。悪阻、眠気やだるさを感じる、イライラする、腰痛や股関節痛が起こる、微熱が出て常に熱っぽいなどなど、個人差があるものの様々な体調の変化に悩まされます。そのほとんどは心配のない症状ですが、出血を伴う下腹部の激しい痛みが起こった場合は、切迫流産や子宮外妊娠の可能性があります。

心配する必要のない下腹部痛

妊娠初期の起こる下腹部痛の多くは、赤ちゃんの発育に合わせて子宮が大きくなっていく時、それに伴って子宮の収縮が起こることで発生する子宮の痛みです。この一時的な痛みは心配することの無い痛みで、流産や早産に繋がる可能性はありません。さらに子宮を支えている靭帯が引っ張られて、足の付け根に痛みをかじるケースもありますが、これも心配することの無い痛みです。

胃腸の不調による下腹部痛

妊娠初期、時に8週から10週にかけては、胃腸の働きが悪くなり胃痛、胸やけなど、胃腸の不調が起こりやすくなります。その中で、便秘が続くことで、下腹部痛を起こすことがあります。便秘は、妊娠を維持する為に分泌される女性ホルモンが増加し、ホルモンバランスが変化することと、子宮に腸が圧迫されること、お腹に赤ちゃんがいると思うと排便時にお腹に入れられないことなどから起こります。多くの人に発生する症状なので、心配する必要はありません。食物繊維を摂取すること、水分補給をすることを心がけましょう。

自律神経のアンバランスによる下腹部痛

妊娠初期のホルモンバランスの変化で自律神経がアンバランスになってしまった場合、イライラしたり、寝付けなくなったりすることがありますが、下痢が続くこともあります。心配することはありませんが、必要な栄養を摂取できなくなってしまうので、胃腸に負担をかけない食事を心がけましょう。

子宮の拡大による下腹部痛

妊娠4カ月までの期間には胎盤が完成し、子宮の中で赤ちゃんが発育していく環境が整います。赤ちゃんの大きさは子供の頭くらいまで成長し、羊水の量も80mlまで増えます。その為、子宮の筋肉と、それを支える靭帯が引っ張られる為に、下腹部痛や股関節痛が起こります。この痛みも心配することはない痛みです。

妊娠初期におこる危険な下腹部痛

妊娠初期におこる下腹部痛の中で、激しい痛みが継続する、出血があるというような場合には、子宮にトラブルが起こっている可能性があります。

切迫流産

下腹部痛、お腹の張り、出血があった場合、切迫流産である可能性がありますので、直ちに医師の診察を受ける必要があります。切迫流産というのは、流産しかかっている状態のことです。

妊娠初期に赤ちゃんの染色体の異常によっておこる流産は、予防することも、対処することもできませんが、切迫流産は自宅安静を守ることで避けることができます。切迫流産に場合、投薬などの積極的な治療方法がないので、様子を見ながら安静に過ごすことが必要です。妊娠初期に胎児の染色体異常以外で切迫流産を起こす原因としては、子宮に異常が発生したこと、多胎妊娠、ストレスなどがあげられ、妊娠後期には重度の妊娠高血圧症も原因の一つとして加わります。

切迫流産と診断された場合には、医師の指示に従うことが最も大切です。そして切迫流産を防ぐためには、身体を冷やさないこと、ストレスをためないこと、たばこやアルコール、コーヒーなどは当然避けていることと思いますが、香辛料なども控えること、運動量を管理することが必要です。

子宮外妊娠

受精卵が子宮の外に着床してしまう子宮外妊娠は、お母さんがどんなに注意を払ったとしても防ぐことのできない状態であり、妊娠を継続することができない状態です。子宮内膜症や感染症、卵管の手術、による骨盤内の炎症や癒着、体外受精などが子宮外妊娠の原因としてあげられます。

切迫流産と違い、大量の出血を伴うことはありませんが、下腹部痛と出血があった場合、子宮外妊娠の恐れがあります。妊娠の4~5週では超音波などでも発見することができず、多くの場合は、5週目後半から6週目にかけて胎嚢が確認されないことで発見されます。

診断が遅くなり、7~8週を超えてしまい、卵管で胎嚢が大きくなっていた場合、卵管が破裂するなど、深刻な状態になることもあります。そのような状況を避けるためには、早期に発見することが重要なので、妊婦検診には必ず行くようにしましょう。

子宮の病気

妊娠前には気が付かなかった子宮の病気のせいで、妊娠後に下腹部痛が起こることがあります。

子宮筋腫

子宮筋腫は自覚症状がないので、気が付かないでそのまま妊娠することの多い病気です。また、発見されたとしても、重大なリスクはないので様子をみながら、出産までを過ごすことがほとんどです。ただし、知らないでいると、流産や早産の原因になってしまうことがあるので、下腹部痛が続く場合には、検査してもらうようにしましょう。

子宮内膜症

子宮内にできるはずの子宮内膜が骨盤の腹膜や、卵巣に入り込んでしまう子宮内膜症は、激しい生理痛を引き起こしますが、妊娠すると進行が止まります。子宮内膜症があったとしても、妊娠出産にトラブルが起こる恐れはほとんどありません。ただし、剥がれ落ちた子宮内膜が卵巣内にたまって子宮内膜症性卵巣嚢胞ができた場合には、嚢腫が破裂して突然激しい下腹部痛が起こるという深刻なトラブルが起こる恐れがあります。

卵巣嚢腫

卵巣に腫瘍ができる卵巣嚢腫も自覚症状のほとんどない病気です。妊娠初期の超音波検査で発見されるルテイン嚢胞は、ホルモンバランスの変化で一時的に卵巣が腫れるだけのことなので心配ありません。

その後、嚢腫が肥大した場合には、卵巣嚢腫のつけ根部分がねじれ卵巣腫瘍茎捻転を起こすことがあります。この場合には、激しい下腹部痛が起こります。卵巣が壊死してしまえば、卵巣を取り除く手術が行われます。卵巣腫瘍茎捻転は卵巣嚢腫があったとしても、注意深い日常生活を送ることで避けることができるので、嚢腫があることを知っておくことが大切です。

妊娠初期に注意すること

流産や早産の中には、染色体の異常などお母さんがどんなに注意していても避けられないケースと、早期発見と予防によって避けられるケースがあります。下腹部痛の痛みはほとんどの場合心配ありませんが、重大なトラブルにつながる可能性もあります。深刻な事態を招かないようにするために必要なことを確認しておきましょう。

妊婦検診は毎回必ず受ける

子宮の異常や病気の発症があっても、早期発見と適切な治療によって、安全な出産をすることができます。子宮の病気には自覚症状がないことが多いので、検診で発見することが非常に大切です。

身体を冷やさない

女性は男性に比べて筋肉量が少ないので冷えやすい体質です。妊娠中は体を冷やすことは、お母さんにもおなかの赤ちゃんにも悪影響を与えますので、身体を冷やさないことを心がけましょう。

安定した精神状態を保つ

妊娠初期には、妊娠、出産への不安、ホルモンバランスの変化などから、体調が悪くなったり、自律神経のバランスが崩れたりします。そのような状態の時に、ストレスをためたままにすると、より状態が悪くなってしまいます。できる限りゆったりした気持ちで過ごせるように心がけましょう。

まとめ

妊娠中は、身体の変化が次々に起こります。神経質になりすぎるのも良くありませんが、体調の変化を観察し、心配な変化があった場合には、医師の診断を受けましょう。

-妊娠, 妊娠超初期, 妊娠3か月
-, , , , ,

Copyright© 妊活サプリ人気ランキング!実際に試したおすすめはこれ , 2018 All Rights Reserved.