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アイコスを妊娠中に吸ったらどうなる?妊娠中の禁煙のポイント

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妊娠してからも、タバコがやめられない人にとって、減煙に繋がるのではないかという希望を持ってしまうアイテムがアイコスです。アイコスなら妊娠中に吸っても赤ちゃんへの悪影響はないのでしょうか?

アイコスに含まれている成分は煙草と同じ

まずアイコスは煙草より健康被害が少ないと言われる理由について確認してみましょう。

アイコスとは?

アイコスはペースト状に加工したタバコの葉を加熱して発生させた蒸気を吸うというタイプのたばこです。要するに煙草に含まれていて大きな害悪を及ぼすニコチンは、アイコスにも含まれているのです。したがって、アイコスであっても吸えば煙草と同じように体に悪影響を受けます。ではなぜ、アイコスは通常のたばこよりも健康被害が少ないと言えるのでしょうか?

燃やすことによる健康被害を軽減

煙草による健康被害はタバコに含まれている有機物質が、熱で分解されて発生する化学物質の結合体であるタールによるものが大きいとされています。

タールには、発ガン性のある物質、発ガンを促す物質が多数含まれており、長期間に渡って体内に残存し、喫煙を続けている限り蓄積されていきます。その為、燃やさなければ健康被害を軽減することができるという視点から考えると、アイコスは健康被害が少ないということになるのです。

また、喫煙時に発生し、周囲の人の健康にも悪影響を与える副流煙を防げる、煙が出ないので匂いが少ない、ヤニが出ないので、室内の壁が汚れない、歯が変色しないというようなメリットもあると言われています。

チェーンスモークによる健康被害を軽減

アイコスは6分間使った後は充電しなくてはならないので、ヘビースモーカーのチェーンスモーキングを防ぐことができるので、喫煙量を減らして健康被害が軽減できるということです。

手入れが面倒なので使用を中止することで健康被害を無くす

アイコスは毎回充電しなくてはならないことに加えて、内部の掃除をまめにしなくてはならず、面倒になってやめてしまう人も少なくないそうです。それで煙草に戻ってしまえば意味がありませんが、アイコスも喫煙もやめられれば、健康被害の心配はなくなりますね。

アイコスが健康に悪くないとは言えない理由

アイコスにはニコチンが煙草と同じに含まれているので、ニコチンが体に及ぼす悪影響は、喫煙したときと同じように受けてしまいます。

ニコチンは、脳内にニコチン受容体を作り、タバコを止められなくする物質です。なぜなら、ニコチン受容体は、ニコチンが体内に吸収されると、それに反応して、快感を伝えるドパミンなどの脳内神経伝達物質の分泌を増加させるからです。

喫煙しない人の場合は、困難なことを達成した、美味しいものを食べたなど、充足を感じた時にドパミンが分泌され、満足感を得ます。しかし、喫煙する人は、ニコチン受容体がある為に、他に満足感を得られるようなことがあっても、物足りなさを感じてしまいます。

タバコを吸った時だけ、充足感、満足感、気持ち良さを感じるのです。その感覚を得る為に、喫煙する人は、喫煙を続け、やめることができなくなってしまいます。そして、ニコチンが体内に吸収されない状態が続くと、イライラしたり、集中力が低下したりしてしまいます。

アイコスの赤ちゃんに与える影響

煙草が赤ちゃんに様々な悪影響を与えます。ただし、アイコスの場合は、タールの量は10分の1に抑えられているということなので、ここでは主にニコチンが胎児に与える害について説明します。

胎児の脳神経系への害

ニコチンは、血液中にも侵入しますが、羊水にも侵入します。ニコチンが羊水に侵入すると、血液中の濃度よりも1,5倍も高まる為、胎児の脳にも影響を与えます。その為、ニコチンが胎児の脳神経系に作用し、ADHDの発症原因の一つになっているとも考えられています。

ADHDとは、注意欠陥・多動性障害のことで、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる発達障害のことです。

母親より、胎児のニコチンの濃度が高くなることから、喫煙している母親より、胎児の脳への悪影響の方が、より深刻であるということを、現在喫煙している人は、しっかりと自覚しておくべきです。ADHDだけではなく、うつ病や薬物依存症の発症率が高いとも言われています。また、夜泣きが激しい、授乳が難しい赤ちゃんが多く、育児がより大変になるということも、ニコチンの脳神経への害の一つです。

胎児の血流への害

ニコチンは血管収縮させる作用があります。その為お母さんに体内にニコチンが吸収されると、血流が悪くなり、胎盤を通して十分な血液を送ることができなくなってしまいます。なので、アイコスを吸い続けると胎児の発育遅延につながる可能性があると言うことです。

発育遅延の胎児は、血液中の酸素が少ない、血糖値が低い、赤血球数が多いなど、問題のある状態で生まれてくることが多く、心拍数・呼吸・筋緊張・刺激に対する反射・皮膚色の5項目から出産直後の新生児の健康状態を採点するアプガースコアも低いことから、さまざまな合併症のリスクを背負わされています。

妊娠中の禁煙を成功させるポイント

アイコスには上記に挙げたニコチンの害だけではなく、少ないとはいえ、一酸化炭素やタールによる害もあります。低出生体重児や障害児、乳幼児突然死症候群(SIDS)など、数え上げればきりのないほど、多くのトラブルが発生します。

周囲の人の中に、妊娠中はずっと喫煙していたけれど、元気な赤ちゃんが生まれたという人がいたとしても、誰もがそうなるわけではありません。また、元気に生まれたという赤ちゃんが成人するまでに、何の問題もなく健康に過ごせるという保証もありません。妊娠したら、タバコもアイコスもすべてやめるように努力しなくてはなりません。妊娠中の禁煙を成功させるポイントについて考えてみましょう。

今すぐやめる

煙草を吸っている人にとって、「…したらやめよう」という考え方は、禁煙には繋がりません。結婚したらやめよう、妊活を始めたらやめよう、妊娠したらやめようというように、禁煙の時期を先延ばしにしているだけなので、実際に禁煙には踏み切れないのです。妊活を始める時が禁煙を実行する時です。徐々にやめるという方法はあまり効果が高くありません。思い切ってすっぱりやめましょう。

たばこの害によって障害を持って生まれた赤ちゃんについて調べる

たばこの害を受けて生まれた赤ちゃんにはいろいろな問題が起こるらしい、なんだか赤ちゃんには悪い影響があるらしいといった漠然とした情報では、それがどんなに恐ろしいことか実感できない人も多いと思います。

外形に悪影響を受けてしまった赤ちゃんが、どういう状態で生まれるのかという写真や映像を見たり、ADHDなどの脳への障害を持って生まれた子供が、どのような人生を送っているのかを知ることのできる文献などを読んだりすることで、恐怖を感じることは、喫煙への大きなきっかけになります。そして、子供が障害を持って生まれてきたら、家族がどのような毎日を送ることになるのかを具体的に想像してみてください。

禁煙外来に行く

どうしても自力でやめられない場合には、医療機関で治療をするという選択肢もあります。禁煙外来と聞くと、男性ばかりがかかっているような印象がありますが、母子医療センターなど、禁煙外来を行っている医療施設があります。お住まいの地域の母子医療センターに問い合わせてみましょう。

まとめ

生まれてくる赤ちゃんには皆等しく健康に元気に生まれてくる権利があります。そして、お母さんとなる女性には、健やかな赤ちゃんを無事に出産できるように努力する義務があります。

禁煙は非常に難しいことですが、生まれてきた赤ちゃんが、母親が喫煙していたことによって受けた障害とともに何十年も生きていくことにならないよう、頑張って禁煙しましょう。アイコスもダメです。

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