妊娠

妊娠中の花粉症対策は何がおすすめ?

更新日:

花粉症を発症する人は年々増えていて、薬を服用しなければ日常生活に支障をきたすほどの症状が現れる人も少なくありません。妊娠前には、花粉の季節に薬を服用していた人でも、妊娠中には薬を服用することに不安を覚えると思います。そのような時にどのように花粉症に対処したらよいかを確認していきましょう。

花粉症の種類

花粉症は、季節ごとに空中に飛散する花粉に対してアレルギー症状を起こす季節性アレルギー鼻炎です。

アレルゲンは、スギ、ヒノキ、ブタクサが有名ですが、そのほかにもカモガヤ、オオアワガエリ、シラカンバなど、60種類以上の花粉です。

複数の花粉に反応してしまう人は、症状が出ている期間が長く、空気中のホコリやダニがアレルゲンとなって発症する通年性アレルギー鼻炎と併発している人は、1年を通して症状が治まらないという状態になってしまいます。

花粉症の症状

花粉症の症状は、免疫力が発生させる化学物質によって異なります。免疫力とは健康を維持する為に私たちの身体に備えられている機能で、細菌やウィルス、紫外線、汚れた空気など様々な外部からの刺激が体内に侵入することを食い止める働き、侵入してしまった異物を攻撃する働きをします。その免疫機能が鼻の粘膜に張り付いた花粉に対してヒスタミンやロイコトリエン、トロンポキサンなどの化学物質を放出させ、様々な花粉症の症状を引き起こすのです。

知覚神経を刺激するヒスタミン…くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙

免疫力によって放出されるヒスタミンには知覚神経を刺激する働きがあります。その為、鼻の粘膜についた花粉を吹き飛ばす為にくしゃみ、鼻の粘膜についた花粉を流しだす為に鼻水が出ます。また目に入った場合にも知覚神経を刺激し、目や瞼に炎症を起こして、目のかゆみが発生させ、涙腺に繋がっている神経も刺激して涙を出し、花粉を洗い流します。その他にも、目がごろごろする、目に痛みを感じるなどの症状が起こります。

血管を拡張させるロイコトリエン…鼻づまり、目の充血、目の腫れ

免疫力によって放出されるロイコトリエンには、血管を拡張させる働きがある為、鼻や目の粘膜を腫らしてしまいます。鼻の中の粘膜が腫れると鼻の中を空気が通りにくくなる為に、鼻づまりになってしまいます。また、眼球の血管が拡張するために、目が充血してしまいます。その他にも目が腫れぼったい、目やにが出るなどの症状が出ます。

妊娠中には花粉症の薬を飲んでも大丈夫?

花粉症は症状が悪化すると薬の効果が出にくくなってしまいます。その為、毎年花粉症になる人の場合には、その時期に合わせて症状が出る前に治療を開始するのが症状を軽くするための効果的な方法です。花粉症の薬の種類と妊娠中の服用について確認しておきましょう。

× 使ってはいけない薬 △ 医師と相談しながら少量で用いることができる薬 ▲医師と相談しながら最少量で用いることができる薬

内服薬

  • ×メディエーター遊離抑制薬 ヒスタミンやロイコトリエンが放出されるのを抑える薬で、効果がでるまでに2週間程度かかります。
  • ×抗ヒスタミン薬 ヒスタミンが知覚神経を刺激しないようにブロックする薬です。以前は眠気や口の渇きなどの副作用がありましたが、現在は副作用の少ないタイプが使われることがほとんどです。
  • ×抗ロイコトリエン薬 ロイコトリエンが放出されるのを抑える薬です。
  • ×ステロイド薬 体内で放出される化学物質に対抗して作られる抗体の増加を抑える薬で、症状が重い時に使われます。

点鼻薬(鼻の中に噴霧するタイプ)

  • メディエーター遊離抑制薬 ヒスタミンやロイコトリエンが放出されるのを抑え、くしゃみや鼻水を軽減する薬です。
  • 抗ヒスタミン薬 ヒスタミンが知覚神経を刺激しないようにブロックして、くしゃみや鼻水を軽減する薬です。
  • ステロイド薬 ひどい鼻づまりの時に使われる薬です。
  • 血管収縮薬 鼻の粘膜の血管を収縮させ、粘膜の腫れを抑えて空気が通りようにする薬です。

点眼薬

  • メディエーター遊離抑制薬 ヒスタミンやロイコトリエンが放出されるのを抑え、目のかゆみ、結膜充血などの症状を軽減する薬です。
  • 抗ヒスタミン薬 ヒスタミンが知覚神経を刺激しないようにブロックして、目のかゆみ、結膜充血などの症状を軽減する薬です。
  • ステロイド薬 思い目の症状が続く時に使われる薬です。

妊娠中の服用について

妊娠4ヶ月の半ばまでは絶対にダメ!

妊娠4ヶ月の半ばまでは、どの薬も服用することはできません。妊娠2カ月から4カ月の期間は、赤ちゃんの器官が形成される時期です。その為、薬の種類によっては、奇形になるリスクがあります。妊娠初期の中でも、4~7週(妊娠2カ月)は絶対過敏期にあたるので、極力薬の服用は避ける必要があります。8~11週(妊娠3か月)は相対過敏期、12週から15週(妊娠4カ月)は比較過敏期と、次第に影響力は弱まっていきますが、まだまだ注意が必要です。

妊娠5ヶ月以降は局所治療薬

妊娠中は、鼻炎の症状が妊娠前より重くなることがあります。日常生活に支障をきたすほど症状が重い場合、我慢することが肉体的にも精神的にも悪い影響を与えることもあります。そのような場合には、鼻噴霧用ケミカルメディエーター遊離抑制薬、鼻噴霧用抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬などの局所治療薬を、最小限に抑えた量で医師と相談しながら使うことができます。

かかりつけの産婦人科クリニックで対応してもらえなかった場合でも、絶対に市販の薬を使ってはいけません。大学病院の産婦人科など、大きな医療施設であれば、妊娠中の人の花粉症にも対応してもらえるので、薬を使う前に医師に相談しましょう。

花粉症の辛さを軽減する工夫

妊娠中は赤ちゃんに血液を送る為に血液量が増えます。そのことによってむくみやすくなるとともに、鼻の粘膜が敏感になって、鼻炎がひどくなることがあります。また、妊娠による体調の変化、悪阻などで精神的にも不安定になりがちです。花粉症の症状がひどくなり、我慢することで余計にストレスが溜まってしまうことを避けるためにも、できる限りの花粉症対策をしましょう。

室内で気を付けること

  • 室内に入る前に、衣服や防止についた花粉を玄関の外で取り払う
  • 帰宅したらすぐに服を着替え、手洗い、うがい、シャワーをして花粉を洗い流す
  • ドア、窓を閉め花粉が室内に侵入しないようにする
  • 空気清浄機を使う
  • 加湿器を使う
  • 洗濯物、布団などを外干ししない
  • カーテンには花粉が付着しやすいので、こまめに洗濯する
  • こまめに掃除をする 特にベッド周りは拭き掃除をしましょう。
  • 入浴して身体についた花粉を洗い流してから就寝する

外出時に気を付けること

  • つるつるした素材の帽子やマスク、マフラーを身につけ、花粉防止のメガネをかける
  • 花粉情報を確認し、時間がずらせる外出であれば花粉の少ない時間を選ぶ

日常生活で気を付けること

  • 十分な睡眠をとる
  • 鼻をかむときにはウェットテイッシュを使い、それでも肌が荒れてしまったらワセリンを塗りましょう。
  • 目を疲れさせない (1時間パソコンで作業をしたら15分休憩する)
  • 目を使い過ぎた時、目がかゆい時は冷たいタオルを目にのせて目を休める
  • コンタクトレンズの使用を控える

やってはいけないこと

  • 市販の薬を使う
  • 根拠の不確かな健康食品やアロマテラピーを試す
  • 喫煙者の入れるカフェやレストランにはいる 喫煙者は喫煙しない時でも服や髪にたばこの煙の成分が付着しています。近寄らないように気をつけましょう。

まとめ

花粉症は通常の状態であってもつらい症状に襲われます。妊娠中には、体調の変化や妊娠によるストレスもあるので、よりつらい日々が続いてしまいます。妊娠初期にはできるだけ日常生活の工夫をする、妊娠5か月になったら医師に相談して点鼻薬を処方してもらうなどして、花粉症の時期を乗り越えましょう。

-妊娠
-, , , , ,

Copyright© 妊活サプリ人気ランキング!実際に試したおすすめはこれ , 2017 All Rights Reserved.