妊娠 妊娠3か月

妊娠初期の検査とその内容は?検査でわかることとは?

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妊娠中には、母子ともに健康な状態で出産できるよう、様々な検査が行われます。検査の中には、必ず受けなくてはならない検査と、希望して受ける検査があります。

受ける必要がある妊娠初期の検査

妊娠初期には、赤ちゃんと、子宮の状態を確認する為に検査が行われます。

通常超音波検査

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通常超音波検査は、妊娠検査薬のガイドラインの変更後、妊娠の診断には必ず行われるようになった検査です。妊娠経過が順調であるか、異常が起きているかを確認する目的で、妊婦健診時に行われます。

妊娠中期、後期にも行われますが、妊娠初期には、概ね11~13週に行われます。妊娠中期には、お腹の上に器具を当てて子宮内の様子を見ることができますが、妊娠初期には、膣の中に器具を挿入して撮影します。

胎児の数

赤ちゃんの数を確認します。双子、三つ子などの多胎妊娠である場合には、赤ちゃんを包んでいる膜が、それぞれを個別に包んでいる二絨毛膜二羊膜、又は、一絨毛膜二羊膜であるか、一緒に包まれている一絨毛膜一羊膜であるかということも確認します。

胎児の向き

赤ちゃんの向きが正常であるか、逆子になっているかを確認します。ただし、胎児の向きは、変化することもあるので、妊娠初期においては、逆子であったとしても心配する必要はありません。32~36週になっても、逆子であった場合には、帝王切開にある可能性があります。

胎児の大きさと羊水量

妊娠後期には、子宮内胎児発育不全、巨大児などの危険性を胎児の大きさと羊水量から確認しますが、妊娠初期の場合には、胎児の大きさから最終的に予定日を確定します。

妊娠後期には、胎盤の機能に影響を与える羊水過多、羊水過小などがおこることはありますが、初期では羊水量について神経質になる必要はありません。

胎児の様子

妊娠初期には、お母さんが胎動を感じることはできませんが、超音波検査で確認することができます。また、ドップラーモードという機能でお母さんと胎児を繋いでいる臍帯の血液の流れに異常がないかということも確認します。

血液検査

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血液検査は、赤ちゃんに悪影響を与えるような問題をお母さんが持っていないことを確認する為の検査です。基本的には、白血球、赤血球、血小板の数、血液型、B型肝炎、梅毒などの感染症、C型肝炎、HIV、トキソプラズマ、風疹抗体、不規則抗体スクリーニングについて検査をします。

この他に、糖尿病のリスクがある場合には、ブドウ糖負荷試験などの血糖値のチェックが行われます。

B型肝炎検査

B型肝炎検査は、B型肝炎ウイルス(HBV)への感染を確認する為の検査です。お母さんがB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していた場合、胎児にも感染してしまうので、出産直後に赤ちゃんにワクチンを受けさせる必要があります。また、お母さん自身も、B型肝炎ウイルスから、将来的にB型肝炎を発症するリスクを避ける為の体調管理が必要です。

C型肝炎検査

C型肝炎検査は、C型肝炎ウイルスの抗体の有無を調べる検査です。お母さんが、C型肝炎ウイルスの抗体を持っていた場合、胎児にも感染してしまう恐れがあるからです。C型肝炎ウイルスが母子感染してしまう確率は約10~20%と言われています。それに加えて、お母さん自身が、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなどに病状が進まないよう、しっかりと健康管理をする必要があります。

風疹検査

風疹の抗体の有無を調べる検査です。妊娠初期に風疹に感染した場合、胎児に感染し、先天性風疹症候群(CRS)を発症するリスクがあります。

先天性風疹症候群を発症すると、白内障、先天性心疾患、難聴といった症状が出ます。感染した時期にもよりますが、この他にも、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球症などが発症する恐れがある怖い病気です。このリスクを回避するためには、妊娠前にワクチンを受けておくことが非常に有効です。

不規則抗体スクリーニング

妊娠によって、自然抗体でない抗体=不規則抗体がつくられていないかということを確認する検査です。お母さんが不規則抗体を持っていた場合、胎児に移行して、新生児溶血性疾患を発症するリスクがあります。

新生児溶血性疾患とは、赤血球が破壊され、溶血することによって、溶血性貧血、胎児水腫がおこる病気です。重症化しやすく、胎児が死亡することもあります。無事に出産できたとしても、新生児病的黄疸を発症したり、聴力に異常が起きたりします。

トキソプラズマ検査

トキソプラズマ検査は、トキソプラズマ抗体の有無を調べる検査です。トキソプラズマは、動物の体内や排泄物の中などにいる寄生虫で人にも感染する為、お母さんが感染していると、胎児にも感染する恐れがあります。胎児がトキソプラズマに感染すると、運動機能や知能の発達が遅滞する、視力障害が起こるといった症状がおこります。

梅毒検査

梅毒検査は、トレポネーマ・パリドムに感染していないかを調べる母子保健法で義務付けられた検査です。梅毒に感染すると、病原菌が血液に侵入して、全身に発疹がでる、微熱、リンパ節の腫れなど、様々な症状が現れ、最終的には、神経まで侵されてしまいます。お母さんが梅毒の病原菌を持っていると、胎児にも感染し、先天梅毒として生まれてしまったり、体内で死亡したりしてしまいます。

尿検査

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尿タンパク検査

尿タンパク検査は、腎臓が正常に機能していることを確認する為の検査です。妊娠中は、腎臓にかかる負担が大きくなる為、腎臓の機能が低下すると、妊娠高血圧症候群を発症するリスクが高まるからです。

尿糖検査

妊娠糖尿病を早期に発見、予防するために行われる尿検査です。

子宮頸がん検査

子宮頸がん検査は、子宮頸部の粘膜の細胞を採取して細胞の異変を調べる検査です。子宮頸がんはHPVに感染したことで引き起こされるがんで、自覚症状がほとんどない為、検査が必要です。

希望して受ける検査

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胎児を健やかに育成させる為に必要な義務付けられた検査の他に、胎児の異常を発見することを目的とした検査があります。

胎児超音波検査

超音波検査の中には、胎児形態異常の検出を目的とした検査もあります。この検査では、全身の形態、脳、心臓、腹部、膀胱、臍帯、四肢に異常がないかということを観察します。

形態異常

形態異常には、脳室の軽度拡大、耳や鼻の形の異常、左上大静脈遺残、右側大動脈弓など血管の異常などがあります。

神経の病気

細胞の活動が低下するミトコンドリア病や遺伝性筋疾患である筋ジストロフィーなどの、難病指定されている神経の病気など神経の病気を発見します。

染色体の異常

2本のX染色体のうち1本が部分的あるいは完全に欠けているターナー症候群や、精神遅滞や知的障害がおこるダウン症などの染色体の異常といった病気の基となる染色体の異常を発見します。

ただし、妊娠初期には、まだ全ての形態異常を確認出来るわけではありません。特に、染色体の異常は、発見できないケースが多いです。

まとめ

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妊婦検診では、たくさんの検査を受けなくてはなりませんが、安全な出産の為に必要な検査です。特に、血液検査では、自分が感染に気付いていなかった感染症を発見することができ、病気から赤ちゃんを守ることができます。

形態異常を調べる検査は、他の検査と違って、義務づけられている検査ではありません。遺伝的な不安や、高齢出産による不安がある場合には、希望して受けることができます。しかし、その検査の結果によって、出産を止める、中絶するなどの決断ができるかどうかという倫理的な問題もあります。検査の前に、ご夫婦でよく話し合い、覚悟を持って受ける必要があります。

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