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不妊治療は6組に1組の夫婦が受けている?

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不妊治療には高額な費用が必要であるにもかかわらず、非常に多くのご夫婦が不妊治療を受けています。そして厚生労働省が全国各地に65もある不妊専門相談センターには、多くの人が相談を寄せています。実際にはどの程度の割合で不妊治療を成果が上がっているのでしょうか?不妊治療を受けるご夫婦が増加している理由や不妊治療の成果について確認していきましょう。

不妊治療を受けているカップルの割合

不妊治療を受けているカップルの割合が、6組に1組と言われるのは、国立社会保障・人口問題研究所 人口動向研究部が5年ごとに行っている出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)の第14回の調査結果によるものです。2010年に実地されたこの調査結果と、2015年に実地された第15回の調査結果を比較すると、不妊治療を受けるご夫婦の数が増えていることがわかります。

不妊の心配・不妊治療について

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第14回の調査では、不妊を心配したことがある(または現在心配している)夫婦の割合は、31.1%でしたが、第15回の調査では35.0%と増加しています。

そして不妊治療を受けたことのあるご夫婦は第14回の調査では、16,4%であったのに対して第15回の調査では18,4%となっています。

この調査は昭和27年に出生力調査として最近の結婚と夫婦の出生行動を明らかにする始められた調査で、以後5年ごとに行われています。2002年に行われた第12回調査結果では、不妊を心配したことのある夫婦は26,1パーセント、検査・治療経験 12,7%となっています。これらの調査結果をみると、次第に不妊を心配するご夫婦、実際に不妊治療を受けているご夫婦の数が増加していることがわかります。

不妊の心配や不妊治療を受ける夫婦が増加する理由

妊娠する女性の年齢が上がっている

この調査では、不妊の心配をしたことがない女性、不妊治療を受けたことがある女性の人数を年齢別にも統計を出しています。

20~29歳では不妊の心配をしたことがない女性が63.8パーセント、不妊治療を受けたことがある女性11,8パーセント、30~39歳では55,4パーセントと18,6パーセント40~49歳では59,2パーセントと19,1パーセントという割合で、不妊治療を受けていることから、年齢が上がるにつれ、不妊に対する不安感が募り、不妊治療を受ける人が増えるのではないかということが考えられます。

初婚の年齢が上がっている

この調査では、初婚の年齢についても統計が出されています。

1987年に行われた第9回調査では、女性の初婚平均年齢は25,3歳、結婚相手との出会い年齢は22,7歳、交際期間の平均は約2,54年です。その後の調査では年を追うごとにどちらも数値が高くなっていき、最後に行われた第15回目の調査では、初婚の平均年齢28,7歳、出会い年齢は24,8歳、交際期間の平均年数は4,59年となっています。

この結果から、結婚相手との出会いが年々遅くなっている、結婚相手出会っても結婚までに時間がかかり、結婚する年齢が高くなっていることがわかります。

女性の年齢と不妊率

女性は本来誰でも妊娠する力を持っていますが、年齢が上がるにつれて妊娠する能力が衰えていきます。従って、この調査の結果で見えてくる晩婚化により、不妊治療を受けるご夫婦が増えていると考えられます。

日本人の妊娠、出産に対する意識

2009から2010 年に医薬品の会社であるメルクセローノ社とイギリスのカーディフ大学によって実施された意識調査では、生殖や妊娠に対する知識が先進国の中で最も低い国が日本であるとされています。これは、日本国内では多くの女性が妊孕力についての正しい知識を持っていないことになるのではないでしょうか?妊孕力についての正しい知識があれば、妊娠していたかもしれないという女性も少なくないということになります。高校生の保健体育の授業の中に不妊についての項目が取り入れらた副読本を使う学校もあることから、遅ればせながら、妊孕力についての啓蒙が行われ始めるのかもしれません。学校の授業で習わなかった世代で、現在妊活中の女性は、妊孕力について正しい知識を持つことが大切です。

どの程度の人々が成果を上げているのか

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不妊治療には、一般不妊治療と言われる医学的な介入をしない不妊治療から人工授精、体外受精などの高度生殖医療、生殖補助医療まであります。

不妊治療の一例

日本国内のある産婦人科クリニックで行った調査では、不妊治療を受けた人のうち、半数以上の人が一般不妊治療で妊娠したという結果が出ています。

一般不妊治療のうち、タイミング法が約三割、人工授精が約二割、残りが高度生殖医療、生殖補助医療という割合です。ただし、不妊治療を受けた女性の年齢が35歳を超えると、この割合が変わり、20,8パーセントがタイミング法、22,1パーセントが人工授精、57,1パーセントが高度生殖医療という割合に変化します。この結果は、あるクリニックのホームペー事情に掲載されていたものですから、全国すべての不妊治療の成果ではありません。医師の能力や、不妊治療に対する取り組み方、そのクリニックで不妊治療を受ける患者の経済力などによって、割合が変化することが考えられるからです。だとしても、この調査の結果から、全般的に年齢に上がるにつれて、不妊治療の効果が出にくくなるということがわかります。

日本産科婦人科学会が2010年に行った生殖補助医療の治療成績の統計

2010年に行われた日本産科婦人科学会の調査では、全国的な統計を知ることができます。

生殖補助医療による不妊治療が行われた数は、552施設、242,161治療周期で、妊娠を継続して分娩まで至った治療周期は11.4%です。このうち、新鮮胚治療は6.0%、凍結融解卵・胚周期治療は21.7%です。そして生殖補助医療全体の出生児数は28,945人に上りました。

この調査でも女性の年齢別の統計が出されており、32歳を超えると不妊治療の成果が次第に現れにくくなっていくという結果になっています。

不妊治療はどの程度継続するべき?

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不妊治療の継続を妨げる要素はたくさんあります。にもかかわらず、不妊治療を続ければ続けるほど止める決心がかくなっていく人もいます。どこまで不妊治療を継続するかということを、不妊治療を始める際に決めておくことが大切です。

不妊治療の継続を妨げる要素

年齢

不妊治療には年齢的な制約があります。その為、公的な助成金を受けられるのは42歳までです。これは医学的に見て42歳を超えた女性が妊娠することは、治療の成功率が低下すること、母子ともに高いリスクを負うことなどが理由であると考えられます。

ただしこれは、42歳までは不妊治療をがんばらなくてはいけないということではありません。不妊治療を継続することに疲れてしまったら、いつでも不妊治療を止めることはできるのです。

仕事

不妊治療は高額な費用がかかる治療なので、仕事をしながら治療を続けている人は多いのではないでしょうか?また、出産、子育て後も現在従事している仕事を続けたいと考えている人もいることでしょう。しかし、ほとんどの女性が不妊治療と仕事の両立を難しいと感じたことがあるのではないでしょうか?

もし生涯をかけて従事したいと考えている仕事があり、不妊治療との両立が難しくなった時には、仕事を辞めたにもかかわらず不妊治療の成果が得られなかった場合のことも考えて、今後の方針を決断することが必要です。

まとめ

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不妊治療はストレスが大きい治療です。精神的な苦痛に加えて、経済的な負担、年齢的な制限などがあるからです。

年齢が高くなれば、治療の成果は出にくくなっていきます。数年に渡って不妊治療をし、成果が上がらない場合には、自分がこれからの人生をどのように生きていきたいかということをもう一度考えてみてください。

無理に治療を継続するよりも、もっと充実した人生設計が見えてくるかもしれません。

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