妊活 不妊治療

不妊と歯周病の関係は?不妊治療が歯周病の悪化の原因になる?

更新日:

様々な方法で不妊治療を試みているにもかかわらず、妊娠に至らないという方の中には、歯周病や噛み合わせの影響を受けている場合があります。歯周病のことは、テレビコマーシャルなどで、周知されてきていますが、噛み合わせに関しては、意識していない方が多いのではないでしょうか?

不妊の原因として歯周病や噛み合わせが確定されているわけではありません。しかし、歯周病も噛み合わせも全身状態に大きな影響を与えます。そして、歯周病や噛み合わせには、不妊との関連にも可能性があるという報告がいくつかの研究から上がっています。

不妊と歯周病の関係

adobestock_100515454

歯周病を患っている人と健康な歯の人を比較した場合、歯周病を患っている人の方が、妊娠までの期間が長い、歯周病を患っている人が妊娠した場合、健康な歯の人に比べて、早産や低体重児出悪率が高いなどといった調査の結果が出ています。歯周病が妊娠にどのように影響するのかということを確認していきましょう。

歯周病の恐ろしさ

歯周病は、歯と歯茎の境目に附着した細菌によって歯肉に炎症がおこる病気です。始めは、歯肉が炎症を起こす歯肉炎ですが、病状が進行すると、歯を支えている歯槽骨が溶けだす歯周病になってしまいます。

私達の口腔内には、常に300~500種類の細菌が常駐しています。これらの細菌は、正しいデンタルケアをしている場合には、トラブルを起こすような細菌ではありません。しかし、歯磨きを怠っていると、歯に附着した食物と結合して、歯垢になり、それが歯と歯茎の間に侵入して歯周病を引き起こします。そして、歯周ポケットの中から、歯周病菌を発生させ続けます。

口腔内で増殖した歯周病菌は、血液に侵入し、全身を循環します。その結果、糖尿病や、心臓疾患、脳血管疾患を引き起こすことがあることは、多くの方がなんとなく知っていることではないでしょうか?

また、妊娠中の女性が、妊娠性歯肉炎や、歯周病になった場合には、血液に侵入した歯周病菌が、胎盤を通して胎児に感染し、早産や低体重児のリスクが高くなります。そして、それに加えて、妊活中の女性にとって、歯周病は不妊に繋がる可能性があるのです。

歯周病になりやすい人

毎食後、正しい歯磨きをしているのに、虫歯や歯周病になってしまったという人の場合、デンタルケア以外に歯周病の原因があります。噛み合わせが悪い、唾液の量が少ないといった歯科的な原因の他に、不規則な食生活、ストレス、喫煙などが、歯周病の原因として考えられます。

歯周病が悪化しやすい原因

歯周病は虫歯と違って、自覚症状が現れるまでに時間がかかります。反対に言えば、歯周病の自覚症状 歯茎の腫れや出血などが出た時には、歯周病はかなり進行しているということです。痛みがない為に、発見が遅れ、悪化してしまうのです。不妊治療、又は妊活を始める前には、歯科医の検診を受け、歯周病のチェックをしておくと安心です。

不妊治療が歯周病を悪化させる可能性

stock_94560736

歯周病の原因の一つとして、ホルモンバランスの変化によって、歯周病菌が増えるということがあげられます。妊娠中に歯肉炎を発症する人が多いのもその為です。そして、不妊治療も種類によっては、ホルモンバランスが変化する為、不妊治療中も歯周病を発症しやすくなります。

ホルモンを用いる不妊治療

排卵障害の治療 排卵を促すための排卵誘発剤が使われます。不妊治療の初期には、クロミフェン、シクロフェニル製剤などの内服薬によるホルモンの投与、効果が上がらなかった場合には、ステップアップして、注射によるhMGやhCGといったホルモン剤の投与が行われます。

子宮内膜症の治療

子宮内膜症の治療の為、内服薬や注射によってエストロゲンの分泌を抑制するGnRHアゴニスト製剤などのホルモン剤の投与が行われます。

着床障害の治療

子宮内膜を着床しやすい状態にする為、内服薬や注射によって黄体ホルモンの投与が行われます。

ホルモン剤の副作用と歯周病の関係

これらのホルモン剤には、頭痛やめまいといった不快を感じる症状の他に、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を引き起こすといった深刻な副作用まであります。そしてその中の一つとして、唾液の量が減るという、歯周病の原因となる副作用があるのです。

不妊治療が成功した場合

不妊治療が成功して、妊娠した場合にも、ホルモンバランスの変化によって、歯周病のリスクは続きます。さらに、悪阻や、不規則な食生活から、口内環境は悪化します。そのことを考え合わせると、不妊治療と並行して、歯周病の検査や治療をすること、かかりつけの歯科医を見つけておくことは、非常に有意義なことです。

噛み合わせと不妊の関係

adobestock_110053647

歯の噛み合わせは、健康にとって非常に重要なポイントです。なぜなら、噛み合わせが悪いと、全身に悪影響が及ぶからです。その一つとして、不妊も考えられます。

噛み合わせの悪さによって体の不調がおこる仕組み

歯の噛み合わせの悪さは、正しい姿勢を維持できないことに繋がり、骨盤や背骨の歪みを引き起こします。スポーツ選手や、バレエダンサーは、噛み合わせが悪いと、身体のバランスが狂って、テクニックが低下することを知っているので、常に良い状態に保つよう心がけてます。

噛み合わせの悪さによる骨盤や背骨の歪みは、肩こり、腰痛などだけではなく、胃腸の機能も低下させます。胃腸の機能の低下は、血液やリンパ液の循環を滞らせることから、様々な身体の不調の原因になります。なぜなら身体全体として、免疫力が低下してしまうからです。その結果、自律神経が乱れる、身体が冷えるといったことがおこり、不妊に繋がる可能性があります。また、噛み合わせの悪さが、歯周病の原因になることもあります。

噛み合わせが悪くなる理由

ストレスで、睡眠中に歯ぎしりをしてしまうと、歯が圧迫されたり、削られたりして,歯並びが悪くなり、噛み悪くなってしまいます。

また、過去に受けた歯科治療が原因で、歯の高さが揃っていない、親しらずが斜めに出てきているなどの原因で、歯並び悪くなっていることも、噛み合わせを悪くします。

その他には、咀嚼の回数が少ない、柔らかいものばかり食べているような人は、顎の筋肉が弱ってしまうので、噛み合わせが悪くなります。

噛み合わせの治療

噛み合わせの医療も歯科医のもとでしてもらうことができますが、全身のバランスを見て治療することのできる歯科医を選ぶことが大切です。

治療は、マウスピースを使って、顎関節を調整する、ワイヤー矯正で噛み合わせを調整するなどの方法で行われます。審美中心で、身体全体のバランスを見ない医師もいるので、歯科医選びは慎重にしましょう。

妊娠した場合

妊娠すると、出産に備えて、身体中の靭帯が緩みます。その為、身体の各部位の関節、特に骨盤が不安定になります。また、お腹が大きくなってくると、それを支える為に、後ろにそっくり返るような姿勢になるので、より骨盤に負担がかかります。その結果、身体全体が歪み、腰痛、肩こり、体調不良に繋がります。噛み合わせが悪いまま、妊娠すると、より体の歪みが大きくなり、難産になることも予想されます。

まとめ

adobestock_78416327

虫歯や歯周病、噛み合わせなどが、妊娠に影響を及ぼすことがあるということは、意外なことです。しかし、歯は全身状態に影響があり、さらに妊娠や不妊治療によって、歯周病が発症しやすくなることは事実です。

また、妊娠した場合には、身体が歪みやすくなるので、噛み合わせを良くしておくことは、身体の歪みを最小限に抑えることにも繋がります。

不妊治療の効果が出ない人、これから妊活を始めようと検討している人には、安全な出産の為、歯周病の検査、治療、噛み合わせの調整をすることをお勧めします。

-妊活, 不妊治療
-, , , , ,

Copyright© 妊活サプリ人気ランキング!実際に試したおすすめはこれ , 2018 All Rights Reserved.