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不妊治療は流産しやすい?流産後に妊娠に備える身体になるまでの期間は?

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不妊治療の結果、無事に妊娠できた場合、以前妊娠と比べて流産しやすいということはあるのでしょうか?

流産の種類と原因

流産とは、赤ちゃんに生まれてくる力がない場合、生まれてきたとしても育つ力がない場合に、自然淘汰の為におこることがほとんどです。流産にはいくつかのタイプがありますが、母親の側に過失があったということは極めて稀です。具体的にはどのような流産があるのかを確認してみましょう。

早期流産

妊娠12週未満におこる早期流産はほとんどの場合、受精卵の染色体異常が原因で、予防する方法はありません。

後期流産

妊娠12週以降におこる後期流産の場合には、早期流産のように胎児側に原因がある場合と、子宮筋腫、絨毛膜下血腫、絨毛膜羊膜炎、感染症などの婦人科系の病気、ストレスや過労など母体側に原因がある場合があります。

切迫流産

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切迫流産は、流産になりそうな状態のことで、妊娠中の人の約15パーセントにおこっている症状です。性器出血、下腹部痛、腰痛などの症状があり、治療によって無事妊娠を継続できる場合と、流産に繋がってしまう場合があります。子宮が収縮した為に出血や腹痛がおこるので、子宮収縮抑制剤や止血剤、感染症がある場合には抗生物質が投与されます。何よりも安静にしていることが非常に大切なので、入院する場合もあります。

早産

通常であれば37~42週未満で分娩するものですが、妊娠22週から37週までの期間に分娩を迎えてしまうのが早産です。35週を超えていれば深刻な心配はほとんどありませんが、30週未満の場合には、身体の器官が未熟なまま生まれてきてしまう為、合併症の危険があります。

切迫早産

切迫早産は早産となるかもしれない状態のことで、過労やストレスによる子宮の収縮、前置胎盤や常位胎盤早期剥離などの子宮の異常、妊娠高血圧症候群などの病気、逆子や羊水過多などの赤ちゃんの病気、絨毛膜羊膜炎の感染などが原因でおこります。切迫流産を予防するには、子宮口の開き具合、子宮の収縮、赤ちゃんの心音を調べる、早産の原因の一つである絨毛膜羊膜炎を早期発見する為の早産マーカー、腟内の細菌検査、血液検査などが有効です。

習慣流産

3回以上繰り返した流産を習慣流産と言います。流産は10人中、1人から2人におこる現象で、特別なことではありません。ただし、流産を繰り返してしまう場合には、特別な原因があることが考えられますが、その原因が究明できない場合が非常に多いのが現実です。

流産の原因になる確率が高い病気

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流産の原因になる確率が高い病気には、細菌による感染症、お母さんの病気、赤ちゃんの病気の3種類に分けられます。

感染症

細菌性膣症

ガードネレラ菌やモビルンカス菌などが膣内に増殖して、おりものの色や匂いが変化する細菌性膣症は、切迫流産、切迫早産、破水のリスクを高めます。

クラミジア感染症

クラミジア・トラコマティスという病原体が子宮や卵巣・卵管に炎症をおこし、子宮外妊娠や流産や早産のリスクを高めます。

絨毛羊膜炎

膣内にある細菌が卵膜と卵膜の中にある羊に感染して炎症を起こす病気で、切迫流早産、前期破水、陣痛発来を引き起こす原因になります。

お母さんの病気

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絨毛膜下血腫

卵膜に下に血液が溜まり血腫ができる病気で、流産や感染症の原因となる可能性があります。

子宮頚管ポリープ

子宮頸部にポリープ(良性腫瘍)ができた場合、出血や感染によって流産や早産を引き起こすことがあります。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は高血圧と尿タンパクになる為に頭痛や倦怠感、手足のむくみといった症状になる病気です。病状が悪化すると常位胎盤早期剥離、子宮内胎児発育不全、胎児機能不全に繋がり、流産のリスクも高まります。

子宮筋腫合併妊娠

妊娠中、子宮が大きくなるのに従って子宮筋腫が大きくなっていくことがあります。そのような場合、流産や早産の原因になる恐れがあります。

赤ちゃんの病気

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染色体異常など受精卵の異常

卵子、又は精子の染色体に異常があると、受精卵の細胞分裂が進まず、胎児になる前に死んでしまい流産になります。ほとんどの場合、この原因によって流産します。

多胎妊娠

双子や三つ子を授かる多胎妊娠は、単体妊娠に比べて流産や早産のリスクが高い妊娠です。単体妊娠で早産になる確率は10パーセントですが、多胎妊娠の場合は50パーセントです。そして流産になる可能性は単体妊娠と比べて5倍という高さです。

不妊治療と流産の関係

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不妊治療によって妊娠した人が流産する確率が高いということはありません。それではなぜ、不妊治療の結果妊娠した場合、流産しやすいと思われている方が多いのかその根拠を考えてみましょう。

病気以外で流産の確率が高まる原因

高齢出産

妊娠、出産をする年齢が20代であれば、流産の確率は10人に一人程度です。しかし、年齢が上がるにつれて流産をする確率は高くなっていきます。34歳までは15パーセント、35~39歳では17から18パーセント、そして40代では25~30パーセントもの人が流産してしまうのです。不妊治療をする人は、多くの場合30~40代である為、流産する確率が高いという印象に繋がるのでしょう。

多胎妊娠

不妊治療で妊娠した場合、治療中に使われた排卵誘発剤の影響で、通常の妊娠より多胎妊娠となる確率が高まります。多胎妊娠では、胎児に異常が発生する確率が単体妊娠に比べて高いことがその理由です。羊水異常、発育不均衡、胎位異常、子宮内で胎児が呼吸できなくなってしまう胎児ジストレス(胎児仮死)、胎児死亡などが発症するリスクがあります。

多胎妊娠の中でも、一つの胎盤を共有する一絨毛膜双胎では、双胎間輸血症候群一児死亡がおこることもあります。

また、お母さんの身体にも妊娠高血圧症候群、陣痛異常、子宮が収縮しないことによって胎盤の剥離面から出血してしまう弛緩出血がおこりやすくなります。

流産後に妊娠に備える身体になるまでの期間

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流産後、次の妊娠を阻む大きな原因は、流産したことによる心の傷、ストレスです。安定した心を取り戻すことが、妊娠に備える身体に回復することに繋がります。従って、流産後に自然妊娠するまでの期間には大きな個人差があります。

流産した後、身体面から考えると、2~3週間が過ぎると排卵がおこり生理が来ます。しかし、流産による心の傷が大きなストレスとなって、生理が来ない人も少なくありません。

そして、流産後の初めての生理では、基礎体温や、生理の際のおこる様々な症状も変化します。これは妊娠したことによってホルモンのバランスが変化している為です。時間が経てば、次第に心も体も安定し、妊娠前の状態に戻るので心配することはありません。

流産後、次の妊娠までの期間に対しては、1回目の生理の後からという意見、半年~1年待った方が良いという意見など医師によって異なります。もちろん、女性の身体や精神の状況によっても変わってきます。

まとめ

不妊治療自体が直接流産に繋がる、不妊治療をしたから流産しやすいということはありません。しかし、不妊治療は大きなストレスと共に進めることの多い治療です。その結果妊娠すれば、喜びも大きい分、流産した時には心の深い傷を負う人が多いことでしょう。

流産した後に再び妊娠する為には、心の安定を早く取り戻すこと、ストレスを減らし、ゆったりした気持ちで毎日を過ごすことが大切です。

 

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