不妊治療

子宮内膜の状態を改善して着床率をあげる不妊治療

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子宮内膜の状態で変わる妊娠率

不妊の原因の中に、受精はしているのにスムーズに着床できず、妊娠に繋がらない着床障害があります。

着床障害は子宮筋腫、子宮内膜の血流が悪い、過去の手術や炎症による癒着があるなどといった子宮の状態によって発生します。

取り除く必要がある子宮内膜の病気

着床障害を起こす子宮内膜の病気を治療する場合、不妊治療が目的である場合とそうではない場合があります。

不妊治療を目的としない場合には、妊娠を妨げる薬を使用する薬物療法や子宮全摘出術、子宮動脈塞栓術が行われ、不妊治療の一環として行う場合には、着床を妨げている筋腫やポリープ、癒着を子宮鏡下手術、腹腔鏡下手術などによって切除します。

粘膜下筋腫

粘膜下筋腫は子宮筋腫の一種で、筋腫が子宮の内側へ隆起する為、出血しやすく月経時の出血量が多い、出血がいつまでも続くなどの不正出血の症状が他の筋腫よりも強く現れることに加えて、他の筋腫よりも着床障害がおこりやすいという特徴があります。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜ポリープは、子宮内膜の内側にできるポリープのことで、約7割は良性であるため、命にかかわる病気となる確率はごく低いのですが、着床障害を引き起こす原因となる病気です。

アッシャーマン症候群(子宮腔内癒着症)

アッシャーマン症候群(子宮腔内癒着症)は、産後の胎盤を取り除くためにおこなわれた掻爬手術、帝王切開、子宮内膜症を取り除く手術などが原因で子宮内膜が癒着する為、子宮内膜が着床に必要な厚みにならず、着床障害を引き起こす病気です。

癒着が大きくなると、切除しても妊娠しにくく、流産しやすい状態になってしまいます。

免疫療法、薬物療法などの治療法

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子宮筋腫などの病気がないにもかかわらず、着床障害を起こしている場合には子宮内膜の状態に問題があることが多くあります。

その為、着床障害を起こしている原因に応じた着床率をあげる為の不妊治療として免疫療法や薬物療法がおこなわれます。

黄体機能不全

本来女性には妊娠に備えて卵胞を育て、子宮内膜を厚くする、精子が子宮に入りやすいよう頸管粘液の分泌を促すなどの働きをするエストロゲン(卵胞ホルモン)と子宮を着床しやすい状態にする働きをするプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されています。

ところが、脳下垂体から分泌される「卵胞刺激ホルモン(FSH) 」と「黄体形成ホルモン(LH) 」の量が低下することでこれらの女性ホルモンを分泌している黄体の機能が正常に働かなくなることを黄体機能不全といいます。

その他には、多嚢胞性卵巣症候群、卵胞発育不全、高プロラクチン血症が原因となっている場合や、プロゲステロン(黄体ホルモン)に子宮内膜が反応できず、着床障害が起きるというケースがあります。

黄体機能不全の治療には、子宮内膜を厚くし、受精卵の着床率を高めるプロゲステロンの投与が行われます。

高プロラクチン血症

プロラクチンとは出産後、乳汁の分泌を促し排卵を抑制して育児の適した体の状態を維持する為に脳の下垂体から分泌されるホルモンのことです。

高プロラクチン血症とは、妊娠していないにも拘らずプロラクチンが分泌されてしまい、血液中のプロラクチンの濃度が上がってしまう病気のことです。

高プロラクチン血症を発症すると、胸がはる、乳頭に痛みを感じる、乳汁が出るなどの症状が現れることに加えて、黄体ホルモンの分泌が抑制される為着床障害の原因になります。

高プロラクチン血症の治療にはプロラクチン値は低下させる薬物の投与が行われます。

着床率をあげる為の鍼灸治療と漢方

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西洋の医学では着床障害の個別の症状と原因に対して外科的な処置や薬物療法で不妊治療を行いますが、東洋の医学では身体全体に対して根本から体質改善を図るという考え方で不妊治療をします。

自然治癒力

人間が本来持っている自分自身を治す力のことを自然治癒力、自己治癒力と言います。

ちょっとした怪我や軽い風邪などでは、何の治療をしなくても自然に治るのは、自然治癒力が備わっているからです。

そしてホルモンを分泌することや卵子を育てることといった妊娠力も、自然治癒力と同じように人間が本来持っている能力です。

ところが現代では人工的な機能によって自然とは違う温度調節がされていること、食品や洗剤に化学的の合成された添加物が多く使われていること、野菜や魚介類の摂取量が減少したことなどから、自律神経のバランスが乱れる、ストレスが増える、栄養状態が偏るといった状態になっている人が多く、自然治癒力、妊娠力が低下しています。

東洋の医学の考え方では、根本的に自然治癒力を回復することで妊娠力を上げ、不妊症の治療を進めます。

身体の冷え

自然治癒力、妊娠力を低下させる具体的な原因は身体の冷えです。

身体の冷えは血液やリンパの流れ、気の流れを滞らせてしまう為、妊娠に必要な細胞が活性化しなくなり、卵巣機能が低下するため子宮筋腫、着床障害などの不妊の原因を作ってしまうのです。

循環が悪いことからおこる冷え、血が少ないことからおこる冷えなど、身体が冷えている原因を探り、それに応じた鍼治療をすることで、血液の循環をよくし、血が滞っておこる瘀血を改善にして着床しやすい子宮の状態にすることが大切なのです。

人工授精に備えて着床しやすい柔らかな子宮にしておく為にも鍼治療は有効です。

月経周期、体温の上昇期間(高温期)に合わせて治療することで、卵胞の成長→排卵→黄体化→卵胞の成長という妊娠の為のサイクルを正常にし、着床障害を改善します。

移植を成功させるために着床日にスケジュールを合わせて鍼治療を行うことで、より不妊治療の効果をあげることができます。

漢方による周期調整法

受精卵ができた後に無事に着床する為には子宮内膜の厚さに関わらず、タイミングが着床の成否を左右します。

排卵直前に排卵を起こす為に脳下垂体から大量の黄体ホルモンが大量に分泌されるLHサージ後の6~8 日間が着床できる期間で、子宮内膜にピノボードという着床の為の窓のようなものが開くと言われています。

ピノボードの関しては現在も研究が進められている段階である為様々な報告がなされているものの、確実な情報ではありませんが、これを漢方の周期調整法に当てはめて考えた場合、着床障害の治療に良い効果を表します。

鍼灸と漢方治療で大切なこと

鍼灸や漢方で着床障害を克服する治療を成功させるためには、鍼灸師が作った治療のためのスケジュール管理を守ることが大切です。

また、薬物療法などと違って副作用がない分、目に見える効果、即効性のある効果が得られるわけではありません。数か月で効果が出る場合もありますが、数年かけてやっと効果が出る場合もあります。

根気強く治療を続けることが着床障害の克服に繋がります。

まとめ

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子宮内膜の状態を改善して着床率をあげるためにする不妊治療には、外科的な治療法、薬物療法、自然治癒力と妊娠力を高めるという東洋の医学の考え方による鍼治療と漢方があります。

ご自分の症状に合わせてまず婦人科の医師と相談して治療計画を立て、それと並行して鍼灸治療や漢方を取り入れることで、不妊治療の効果をあげることができます。

漢方を取り入れているクリニックなどもありますが、医師からの紹介以外で組み合わせる鍼灸や漢方を選ぶ場合には、事前に医師に相談すること、クリニックで行う不妊治療のスケジュールを鍼灸師に伝えることが大切です。

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