妊活 不妊治療

不妊治療を海外で受ける場合の費用は?助成金はあるの?

投稿日:

AdobeStock_77507686

不妊治療の中には、海外では許可されているのに、日本では認められていない治療がいくつかあります。

日本国内でできる治療は全て行ったが妊娠できなかった、又は日本で行われている不妊治療とは違った方法で不妊治療を受けたいという方の中には、海外での不妊治療を検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか?まず初めに、日本と海外の不妊治療の状況の違いについて確認していきましょう。

日本と海外の不妊治療の状況の違い

日本も含め、世界中の様々な国では不妊治療に対する考え方や取り組み方、政府の支援が異なります。その為、国によって受けられる不妊治療の種類が異なります。

不妊治療の種類

不妊治療には一般不妊治療と生殖自補助医療があります。

一般不妊治療

一般生殖医療とは、本人の卵管で妊娠させる治療法です。

その為、妊娠までの排卵、受精、胚発育、着床のどの時点に不妊の原因があるのかを究明し、その原因に沿って治療が行われます。具体的には、タイミング法、排卵誘発や黄体ホルモン補充などの為の薬剤療法などの治療法が、一般不妊治療に分類されます。

生殖自補助医療

adobestock_44346097

生殖補助医療は、医療的なサポートのもとで妊娠させる治療方法です。具体的には、人工授精、体外受精、代理懐胎の3種類があります。

人工授精

精液を注入して本人の卵管で妊娠させる治療法です。夫の精子であれば、配偶者間人工授精(AIH)、夫以外の提供者からの精子であれば、非配偶者間人工授精(AID)です。

体外受精

体外受精は、卵子と精子を体外で受精させる治療法です。未受精卵と精子を体外で受精させ、培養した受精卵を体内に戻す体外受精・胚移植(IVF-ET)、体外受精でできた胚を凍結保存させ、タイミングを見て融解移植する凍結胚移植、卵子の中に人工的に精子を送り込む顕微授精(ICSI)、他人から提供された卵子を使う卵子提供があります。

代理懐胎

代理懐胎は、父親となる夫の精子と、卵子提供者の卵子を人工授精して妊娠、出産してもらう代理母という方法と、夫の精子と妻の卵子を人工授精して、他人に妊娠、出産してもらう借り腹という方法があります。

海外と日本での実地状況の違い

上記の治療のうち、日本も含めて多くの国で実際に行われている治療は、夫婦の精子、卵子による体外受精、他人からの精子提供による体外授精までです。

卵子提供に関しては、アメリカ、イギリス、フランスでは認められていますが、ドイツでは、実地されていません。日本国内では、非配偶者間における体外受精に関して、日本生殖補助医療部会、日本生殖医学会が容認していますが、日本産婦人科学会は、否認しています。また、卵子提供に関しては、JISART(日本生殖補助医療標準化機関)のガイドラインに適応した人だけという条件が付いています。ただし、日本の場合、ガイドラインに強制力はなく、国としての法整備が未確立であるというのが現状です。

代理懐胎に対しては、アメリカでは容認する州と容認しない州があり、イギリスでは、非商業的であれば容認となってしますが、他の国では禁止されています。日本国内においては、治療法そのものが認められていません。

海外で受ける不妊治療の費用や条件は?

AdobeStock_79407999

JISART(日本生殖補助医療標準化機関)のガイドラインに適応しなかった人が卵子提供を受けたいと希望した場合には、台湾、タイ アメリカにおいて卵子提供を受けることができる可能性があります。

日本の場合

ドナーについて

日本で卵子提供を受ける場合、JISART又は、NPO法人OD-NETの関連の病院や施設で治療を受けることになり、それぞれの団体のガイドラインに沿って、治療が進められます。

ドナーはJISARTであれば、姉妹や友人の中から自分で探さなくてはなりません。NPO法人OD-NETであれば、NPO法人OD-NETにドナー登録をしている人の中から、NPO法人OD-NETマッチング委員会によって決められます。

ドナーは、原則匿名、無償で卵子を提供しますが、施設によっては顕名を認める場合や、15歳になった子供が、出自を知ることを希望した場合には、名乗ることができます。

出自を知る権利

子供が成長した時に問題となる出自を知る権利に関して、子供が15歳以上になった時に、子供自身が希望すれば教えることができます。

費用

実際の治療費の他に、倫理審査費用がかかります。JISARTでは80~100万円程度、NPO法人OD-NETでは、1回の審議費用約30万円×2~3回です。治療費と合わせると、1回150万円程度かかります。

台湾

台湾では、卵子提供に対する法整備が整っています。その為、世界で唯一卵子提供を受けることのできる国営の施設があります。日本の卵子提供のガイドラインと比較すると、治療を受ける為の条件が日本ほど厳密ではないことから治療を受けやすい条件が整っています。

ドナーについて

ドナーの選び方ですが、台湾の場合には、施設側が、治療を受けるご夫婦の希望に合わせて選びます。台湾では、出自を知る権利は認められていないので、ドナーは有償で卵子を提供し、一生匿名を通します。

費用

1回の費用は100~200万円です。

タイ

AdobeStock_100087305

タイには、日本人のドナー登録者のいる私営の卵子提供をする施設があり、日本人向けの卵子提供プログラムが用意されています。このプログラムには、受精卵の染色体や遺伝子の異常をチェックする着床前診断も含まれています。

ドナー

パンフレットから選びます。タイでは、出自を知る権利は認められていないので、ドナーは有償で卵子を提供し、一生匿名を通します。

費用

1回の費用は200~300万円です。

アメリカ

アメリカには、日本人のドナー登録者のいる私営の卵子提供をする施設があり、日本人向けの卵子提供プログラムが用意されています。このプログラムでは、渡米前にドナーファイルを閲覧することができます。受精卵の染色体や遺伝子の異常をチェックする着床前診断も含まれています。日本では原則として認められていない男女の産み分けも可能です。

ドナー

パンフレット、マッチングの両方があります。アメリかでは、出自を知る権利は個人を特定できない範囲の情報までしか認められていません。ドナーは有償で卵子を提供し、一生匿名を通し、子供が成長し親との面会を望んでも実行されることはありません。

費用

1回の費用は500~万円です。

海外での不妊治療に対する助成金はなし

AdobeStock_97621593

日本国国内で不妊治療を受ける場合には、国と自治体から助成金が支給されます。しかし、海外で不妊治療を受けた場合には、残念ながら助成金を申請することはできません。

また、アメリカやタイの場合には、日本での法人経営、台湾での国営とは異なり、商業的に卵子提供が行われています。その為、アメリカやタイで卵子提供を受ける為には、相当な出費になってしまいます。

まとめ

どうしても子供が生みたい、その為にできることは何でもすると考えている方や、出生前診断で、男女の産み分けをしたいと考えている方にとって、海外での卵子提供は有効な不妊治療です。ただ、卵子提供によって子供を授かった後に起こり得ることについてしっかり考えておくことが必要です。

妊娠中は正常な出産ができるか不安を抱えることになりますし、実際異常分娩になったり、障害のある子供が生まれたりするリスクがあります。

他人の卵子から生まれてきた子供に対する自分自身の感情に悩むこともあるかもしれません。想定しうるすべてのことを熟慮し、ご夫婦で徹底的に話し合って決定することが大切です。

 

-妊活, 不妊治療
-, , , , , , , ,

Copyright© 妊活サプリ人気ランキング!実際に試したおすすめはこれ , 2018 All Rights Reserved.