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体外受精の治療内容・リスクや費用、助成金など。体外受精は男性不妊・卵管性不妊に効果期待!

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体外受精の最も大きなメリットは、卵子と精子が確実に出会うということです。

人工授精を数回しても結果が出なかった、人工授精では妊娠の確率が低いと医師から告げられたというように、条件によっては、人工授精で効果をあげられないことがあります。そのようなケースには、体外受精を選択することが、妊娠率を高めることに繋がります。

体外受精の治療法

体外受精は、卵子と精子をそれぞれ採りだして、受精させたのち、母親の子宮に着床させるという治療法です。その為、治療は排卵を誘発することから始められます。

卵子の入っている卵胞を2つ以上発育させて、妊娠の確率をあげる為に行われる排卵誘発には、大きく分けて自然周期法、低刺激周期採卵法、hMG併用法という3つの方法があります。

自然周期法

自然周期法は、月経周期が正常である場合に選択できる排卵誘発法です。頚膣超音波で卵胞を計測し、卵胞が十分な大きさに育ったタイミングで、採卵日を決めます。

基本的には排卵誘発剤を使わないので、体への負担が少ない、卵子の凍結費用がかからないという利点がある分、採卵の確率は、高くはありません。また、採卵前の排卵を防ぐために、アンタゴニストやhMGを使用することがあります。

低刺激周期採卵法

クロミフェン

クロミフェンクエン酸塩を主成分とする経口薬 クロミッドを内服して、卵胞を成熟させ、排卵を促す排卵誘発法です。

卵巣への強い刺激がないので、身体にかかる負担が少ない分、採卵数が少なく、卵子が育たない、採卵できないという結果になることもあります。その為、卵胞の発育が順調でない場合には、少量のhMG注射をすることもあります。

セキソビッド

シクロフェニルを主成分とする経口薬 セキソビッドを使う排卵誘発法です。

クロミフェンに比べて排卵誘発作用は低いのですが、クロフェミンのように、内膜が薄くなるという副作用がありません。体への負担が少ないのですが、採卵前に排卵してしまうケースが多くあります。

注射薬により、卵巣に直接刺激を与える排卵誘発方法

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GnRHアゴニストとhMGの併用法

GnRHアゴニストとhMGの併用法は点鼻薬と注射を併用して行う排卵誘発です。

GnRHアゴニストは、女性ホルモンの分泌を抑える働きをするGnRH(ゴナドトロピン放出因子)と同じ働きをする点鼻薬です。hMGは、閉経後の女性の尿に含まれる卵巣を刺激し卵胞を育てる働きをする注射薬です。

この2つの薬剤を併用する方法は、経口薬では効果が得られなかった場合に、選択される効果の高い排卵誘発法です。ただし、卵巣に直接刺激を与える為に、身体への負担が大きく、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症するリスクがあります。

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)では、卵巣が腫れてお腹が張る、急激に体重が増加するなどの症状に加えて、脱水症状、腹水、呼吸困難など、重篤な事態に陥ることもあります。

GnRHアンタゴニストとhMGの併用法

GnRHアンタゴニストも、GnRHアゴニストと同じ働きをする薬ですが、GnRHアゴニストが点鼻薬であるのに対して、GnRHアンタゴニストは、皮下注射によって投与されます。

点鼻薬に比べて、効果が早く現れ、持続する為、長期間投与する必要がない事から、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症するリスクが低いことが大きな特徴です。また、投与期間が短縮されることに伴って、hMGの投与量も少なくて済むので、排卵誘発にかかる費用が抑えられるというメリットもあります。

精子洗浄濃縮法とスイムアップ法

採取した精子のうち、質の良い精子だけを選ぶことで、妊娠率をあげることを目的として行われる処理です。

精子洗浄濃縮法は、精子を人工的に洗浄して、雑菌や死滅した精子を取り除き、元気な精子だけを濃縮する方法、スイムアップ法(AIH)は、遠心分離法で選ばれた精子に培養液を加え、運動率を高める方法です。

採卵日に合わせて精子を採取できない場合には、採卵日の前に採取し、冷凍保存しておくこともできます。

卵子と精子を採取→媒精→胚移植

  1. 卵子と精子をそれぞれ採取し、卵子の周囲に精子を置く媒精を行って、受精を待ちます。
  2. 媒精後、17~20時間後に、卵子由来の前核と精子由来の前核が並び受精が成立します。
  3. 受精成立後は、培養器で、受精卵を発育させ、胚の質を見極めて、胚盤胞を子宮に戻します。

体外受精で不妊治療の効果が期待できるケース

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体外受精は、女性に不妊の原因があるケースでも、男性にあるケースでも、かなり多くのケースにおいて不妊治療の効果をあげることができる治療法です。

女性側の原因

卵管閉塞、卵管狭窄などの卵管不妊、重度の子宮内膜症、抗精子抗体が陽性の場合は、精子が子宮にたどり着くことを阻まれていることが不妊の原因です。体外受精であれば、子宮にたどり着くまでの旅をしなくてもすむので、受精する可能性が非常に高まります。

男性側の原因

精子の運動量が低い、精子の量が少ないなどの造精機能障害がある場合には、精子に子宮までの旅をする力が足りないことが不妊の原因です。体外授精であれば、直接卵子に出会えるので、妊娠の確率が高まります。

原因不明不妊

タイミング法や、人工授精を数回行っても、結果が出なかった場合には、体外受精が有効です。特に女性の年齢が36歳以上である場合には、人工授精を繰り返す期間を、短縮することができます。

体外受精は助成金が活用できる

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不妊治療は、タイミング法までは保険が適用されますが、人工授精からは、自由診療となり、保険が適用されません。その為、高額な費用がかかり、家庭の経済が圧迫されますが、体外受精と顕微授精には、特定不妊治療費助成が活用できます。

不妊に悩む方への特定治療支援事業

この助成を受ける為には、お住まいの地域の自治体に、申請する必要があります。この特定不妊治療費助成に加えて、独自の助成金を出している自治体もあります。年齢や治療回数による制限がありますので、助成を活用する場合には、お住まいの自治体で、申請方法を確認しておきましょう。

体外受精、顕微授精への助成金

助成金の額は、治療内容によって異なります。

  • 治療ステージA 新鮮胚移植   20万円(上限額30万円)
  • 治療ステージB 凍結胚移植   25万円(上限額30万円)
  • 治療ステージC  以前に凍結した胚を解凍後胚移植 7.5万円
  • 治療ステージD 体調不良により移植のめどが立たず治療終了15万円(上限額30万円)
  • 治療ステージE受精できず または、胚の分割停止、変性、多精子受精などの異常受精等により中止 15万円(上限額30万円)
  • 治療ステージF 採卵したが卵が得られない、又は状態のよい卵が得られないため中止7.5万円
  • 体外受精の治療を行ってたが、卵胞が発育しない、又は排卵終了のため中止(治療ステージG)、採卵準備中、体調不良等により治療中止(治療ステージH)の場合は、助成金の対象とはなりません。

精巣内精子生検採取法等に係る医療費助成

精巣内精子生検採取法(TESE)、精巣上体内精子吸引採取法(MESA)又は経皮的精巣上体内精子吸引採取法(PESA)に対して、助成額上限を15万円 として、助成金が加算されます。

まとめ

タイミング法や、人工授精での治療の効果が出せなかった場合、不妊治療の期間が長引くことを避ける為には、体外受精に切り替える決断をすることが大切です。

体外受精の場合、人工授精より費用が嵩みますが、妊娠の確率は確実に高まります。助成金制度を活用して、家計の負担を少しでも軽減しながら、不妊治療に取り組みましょう。

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