妊娠

妊娠中の運転はいつまでできる?長時間の運転は胎児に良くない?

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日常生活での移動の手段は自分で運転する車でという方は、妊娠したからと言って、急に移動の手段を変えることはできないことと思います。何となく不安に思いながら運転を続けているよりも、注意しなくてはならないことを明確にしておきましょう。

妊娠中に車の運転を避けたほうが良い理由

妊娠したら車の運転は控えるようにと妊婦検診で注意されたり、周囲の人が心配して声をかけてくれたりすることがあります。反対に、妊娠中に運転しても大丈夫とおっしゃる産婦人科の医師や、臨月まで運転していたけれど問題なかったという経験を持つお母さんもいます。妊娠中には具体的にどのようなことが起こる可能性があるのか確認していきましょう。

運転への影響…運転能力が落ちる

集中力が低下して、反応が鈍くなる

妊娠するとホルモンバランスが変化するので、だるい、眠気に襲われるというような状態になり、集中力が低下します。妊娠していなくても、悩み事や困り事があって、運転中にそれに気を取られてしまうと非常に危険な状態になります。でもその時に反射的に反応する能力があれば事なきを得ることができます。ところが妊娠中にはとっさに反応する能力も低下しているので、ボーっとして運転している→事故が起きそうになる→突発的に回避できない→事故を起こすというような恐れがあるのです。

貧血

妊娠すると、酸素と栄養を送り届けなくてはならないので、お母さんの体から鉄分が減少していきます。また、分娩時の出血に備えるために血液量が増えるため、血液が薄まった状態になっています。その為、妊娠中は貧血になりやすく、倦怠感や疲労感が発生します。めまいや立ちくらみ、動悸、息切れなどが起こることもあります。

また、妊娠中には、エストロゲンが増加して血管拡張作用が起きています。その為、妊娠後期に子宮が大きくなってくると、大静脈が圧迫されて静脈還流が悪化し、静脈還流障害から脳貧血を起こすこともあります。運転中にこのような症状が起これば、事故に繋がってしまいます。

お腹が邪魔になって後方確認ができない

お腹が大きくなってからは、思うように体を動かすことができなくなるので、周囲を確認する能力が低下します。

身体への影響…お腹に衝撃を与える恐れ

ブレーキやシートベルト

運転週にブレーキをかけた際に、おなかをぶつけてしまう恐れがあります。また、交通事故の衝撃で適確に装着されていなかったシートベルトが子宮を圧迫して胎盤が子宮の壁からはがれてしまう常位胎盤早期剥離を起こしてしまったケースもあります。

出血

妊娠中は、血液の循環が滞りやすくなっています。その為、運転中座りっぱなしになっていると、さらに血流が悪化して胎盤がうっ血し、出血してしまうことがあります。

腰痛、股関節痛の悪化

妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって靭帯が緩むため、腰痛や股関節の痛みが出ることがあります。これらの痛みが、運転中の座り姿勢やブレーキやアクセルを踏むといった動作の影響で、悪化することがあります。

どうしても運転しなくてはならないときの注意事項

自分で車を運転する以外に移動手段がない環境にある人は、妊娠中でも車を運転することになります。その際に気を付けなくてはならないことを確認していきましょう。

車の運転はいつまでできる?

お腹が大きくなってハンドルに届きそうになってきたら、運転は控えたほうが無難です。お腹が大きくなってからも運転を続け、運転中に破水するというような事態になってしまうリスクは避けたいものです。

妊娠時期に応じた体調の見極め

だるさ、眠気が強い妊娠超初期、悪阻がひどい妊娠初期、脳貧血を起こすリスクが高まる妊娠後期など、時期に応じて自分の体調をしっかり観察することが大切です。体調がよくない、おなかが張るなど異変を感じたら、車の運転は控えましょう。

運転するコースと時間

坂道が多いコースや、道路幅が狭く突発的な事故が起こりやすいコースは避け、安全に運転できるコースを選ぶこと、また、運転が長時間に及ぶと血流が滞ってしまうので、長時間にならないようにすることに気をつけましょう。どうしても長時間運転しなくてはならない場合は、1時間を目安にいったん車から降り、運転の疲れを取ると同時に、身体動かすように心がけましょう。

携帯するもの

運転中にトラブルが起こった時に備えて、かかりつけの産婦人科の診察券、母子手帳、健康保険証は常に携帯しておきましょう。

お腹が大きくてもシートベルトは必ず着用

シートベルトは交通事故の際に衝撃から身体を守る働きをしますが、妊娠中には着用方法を間違えると、おなかの赤ちゃんに悪影響を与えてしまう場合があります。正しく着用するようことが大切です。以前は腰と腰を結ぶ二点固定式ベルトが使われていたため、強い衝撃を受けた場合、身体が二つ折りになり子宮を押しつぶしてしまう危険性がありました。現在では肩と腰を結ぶ三点固定式ベルトが使われているので、正しく着用すれば、そのような危険はありません。

シートベルトの必要性

シートベルトには、交通事故の際の衝撃から身体を守る役割があり、シートベルトをしていなかった場合の致死率は、着用していた場合に比べて31倍という警視庁の統計もあります。また、運転中の揺れを低減するという働きもあるので、身体への負担を抑えることができます。

妊娠中の装着方法

肩ベルトは、首にかからないよう肩の中央から胸の間を通し、腹部を避けてわき腹に通します。肩ベルトは緩めにしておくと、交通事故が起こった際にシートベルトの役割が果たせなくなってしまいますので、たるまないように装着します。腰ベルトは腹部を避けて腰骨の低い位置に通します。肩ベルトも腰ベルトもねじれていないこと、腹部を横断していないこと、両方とも着用することが必要です。

お腹が大きくなったからと言って腰ベルトだけ着用すると、以前に使われていた二点式ベルトと同じことになり、衝撃で体が二つ折りになるので大変危険です。柔らかい部分ではなく、骨の部分(肩、鎖骨、肋骨、胸骨、骨盤)の上をベルトが通るように気を付けることが大切です。

マタニティ用のシートベルト

腰ベルトをできるだけ下に装着しても圧迫感がある、着用中に腰ベルトがお腹を圧迫する位置にずり上がってきてしまう、体系や車種によってお腹を圧迫しない方法ではシートベルトを装着できないというような場合には、マタニティ用のシートベルトがあります。いろいろなタイプがありますが、腰ベルトがお腹に当たらないように工夫されています。腰ベルトが太ももに装着できるようになっているタイプもあります。

シートの位置と座り方

ハンドルの間に適度な隙間ができるようシートの位置を調整し、シートは倒さずに深く腰掛けます。腹部とハンドルの位置が近すぎると、ハンドルがお腹にぶつかる恐れがあります。また、浅く座ると前かがみになる為お腹が圧迫されてしまうことに加えて、骨盤のゆがみの原因にもなるので、腰痛、股関節痛が悪化します。

まとめ

シートの位置やシートベルトのタイプを工夫しても、シートベルトで固定されると辛さを感じる日は、車の運転は控えるなど、妊娠中は体調を考慮することを最優先しましょう。シートベルトを装着せずに車を運転した場合、重篤な状態になり、死亡する危険率が高くなってしまいます。移動の手段として車は非常に便利ですが、妊娠中は体調に合わせて運転しましょう。

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