胎教

胎教に良いこと・悪いこと。胎教はいつから始めると効果があるの?

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妊娠すると、周囲の人から、胎教に良いからといって絵本や音楽を勧められたり、反対に、胎教に悪からやめなさいとアドバイスされたりすることがあります。周囲の人から言われなくても、妊娠前は考えてもいなかったのに、お腹に赤ちゃんがいると思うと、急に胎教のことが気になる人もいると思います。胎教をどのように捉えるかということを考えてみましょう。

胎教はいつから始める?

お腹の中の胎児は、いつごろから、音や光を感じるようになるのでしょうか?大きな音に胎児が反応したという経験を持つ人もいれば、胎児に時代に聴いた音楽を覚えているという人もいます。どのような段階で、胎教を始めるべきなのでしょうか?

胎児が外界の刺激を感じ始める時期

妊娠がわかって、初めて超音波モニターでは、自分のお腹の中の胎芽が入っている袋のような胎嚢を見ることができます。この時はまだ、人間の形をしていませんが、活発に細胞分裂を繰り返して、脳や神経、骨や筋肉を発達させています。

そして妊娠10週目頃から、胎芽はして胎児になり、刺激に対して、反射行動をするようになってきます。なぜなら、外界からの刺激をキャッチする目や耳の原型は、妊娠4週から6週目にかけて造られるからです。

目は6週頃、耳は31週頃まで完成し、さらに、耳と脳と神経が繋がるので、はっきりと外部から刺激を感じ取れるようになります。その為、妊娠中期になると、胎児は光や音に反応し、外部の刺激から影響を受けるようになります。音楽や音、お母さんの語り掛けを聴き取り、太陽の光を感じ取っているのです。

胎教をどのように捉えるか

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自分が胎児だった時の記憶がある人は、非常に限られています。多くの人には、胎児の時の記憶はありません。その為、胎教は意味がないという考え方もあります。しかし、現時点で胎児の時の記憶がないということは、胎児の時代には何も感じていなかったということではありません。

胎児の時の記憶は出生と同時に失われるものではありません。ほとんどの人の場合、幼児期健忘という現象によって胎児~幼児期2,3歳までの記憶は、3歳ごろに失います。記憶は失われますが、その時代に感じ取ったことが与えた精神構造への影響は、失われません。

幼児期健忘という現象が起こる原因に対しては、様々な研究がされていますが、明確には解明されていません。記憶する能力が未熟である為という考え方や、後からの記憶が膨大すぎて、過去の記憶を探し出すことができない為というような考え方があります。

どちらにしても、現時点で過去の記憶がない=過去に起こったことからの影響はないということには繋がりません。胎児の時代に受けた外部からの刺激は、その子供の性格形成に大きく影響するということを意識するということが胎教なのではないでしょうか?

胎教に良いこと

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英才教育の為の胎教に熱心なお母さんもいらっしゃいますが、胎教とは天才、英才を育成する為のものなのでしょうか?そのような考え方が、胎教は効果がなかった、胎教には意味がないという意見に繋がるのではないでしょうか?

良い胎教とは?

胎教の言葉の起源は、胎児期に受けた影響が人間性に大きくかかわるという中国の教育思想だと言われています。一方、日本では、医学が発達していなかった為に、乳幼児の死亡率が非常に高かった江戸時代に、胎教への関心が高まりました。

この時代には、お産で命を失う女性が多かったにもかかわらず、男の子を生むことが嫁の勤めでもありました。その為、お腹の子供を健やかに育てる為の妊娠中の心得について書かれた手引き書が盛んに出版されていました。

産科医の稲生正治が執筆した螽斯章、儒学者の中江藤樹が執筆した女子教育の訓話集鑑草などは、現在でも残されています。それらの本に書かれていることは、妊娠中の生活そのものが胎教であるという考え方です。

『慈悲や正直の心持に務め、仮にも邪な考えを起こしてはいけない。

食物を十分慎み、環境や身の行いも正して慎み、目に乱雑な色を見ず、耳に邪な声を聞かず、古の賢人、君子の行跡や孝悌忠臣の故事を記した草紙を読んだり、そのような物語を聞くがよい』

中江藤樹訓集・鑑草

良い胎教とは、母親が、安定した精神状態で過ごすこと、規則正しい生活と、妊娠を継続するのに必要な栄養を十分にとること、心の安定を妨げるようなものを見たり聞いたりせず、心に感銘を受けるような良い本を読んだり、きれいな絵を見たりすることなのではないでしょうか?

お母さんが見たり聞いたりしたことが、胎児に影響するもう一つの理由

胎児が光を感じたり、音を聴いたりすることができたとしても、きれいな景色や絵画を見ることはできません。見ることができないのに、胎児にその影響が伝わる理由は、ホルモンの分泌に関係があるという考え方があります。

酸素や栄養は、臍帯を通してお母さんから胎児に届けられます。そしてそれと同時に、お母さんが思ったことや感じたことは、お母さんの感情の変化によって分泌されるホルモンが、胎児に影響を与るという考え方です。

妊娠中、出産後の母乳に備えて分泌されているプロラクチンというホルモンは、お母さんの心に働きかけ、子供をいつくしむ気持ちを育てると言われています。お母さんの心が安定していると、このホルモンは順調に分泌され続けるので、胎児にとって居心地の良い子宮になるのです。そして、きれいな景色や絵画を見た時、美しい音楽を聴いた時に、お母さんが感じた気持ち良さや感動は、胎児にも良い影響を与えるということに繋がります。

胎教に悪いこと

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お母さんの気持ちが安定していない、常にストレスにさらされているという状態が続いていることが、最も胎児に悪い影響を与えます。お母さんの不安定な感情やストレスが、胎教に悪い影響を与える原因を考えてみましょう。

お母さんの感情が胎児に伝わる理由

お母さんの気持ちがストレスにさらされ、不安定になると、赤ちゃんへの愛情を深め、幸せな気持ちになるプロラクチンや、オキシトシンなどの分泌が妨げられます。その結果、よりストレスが増大する→プロラクチンや、愛情ホルモン、幸せホルモンと言われるホルモンの分泌が減るという悪循環に陥り、胎児に悪影響を与えてしまいます。思いやりのある心で人に接する、安定した心で日々を送るといったことが、オキシトシンなどの幸せホルモンの分泌を順調にすることに繋がります。このように考えると、江戸時代に書かれた胎教に関しての訓話に通じるものがありますね。

お母さんのストレスが知的障害に繋がる

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お母さんの気持ちが不安定になると、愛情ホルモンの分泌が減る一方、脱力感や意欲の低下、抑うつ状態をおこすカテコールアミンという神経ホルモンが分泌されます。そして、胎児の神経回路に怖いという感情を伝えてしまうのです。

妊娠中であっても、ちょっとした夫婦喧嘩をすることもあるでしょうし、嫌な気分になり、ストレスを感じることもあります。そのような一時的なことであれば、心配はありませんが、慢性的にストレスを感じていた場合には、胎児に深刻な悪影響を与えます。重度の知的障害児の施設で、入所している子供の半数以上の母親が、妊娠中に強いストレスにさらされていたという結果も出ているほどです。

まとめ

お母さんから、お腹の赤ちゃんには、栄養や酸素だけではなく、心も伝わっていると考えると、胎教の大切さが理解できるのではないでしょうか?英才教育の為ではなく、健やかに胎児を育むために、安定した気持ちでゆったりと過ごせるよう、心がけましょう。

 

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